- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093565615
作品紹介・あらすじ
かつてはジャーナリストとして、第一線で活躍していたトム・ラングドン。40歳を過ぎて若い頃の情熱を失った彼は、今やライターの仕事で細々と生計を立てている。ロスアンゼルスに住む恋人とクリスマスを過ごすため、ワシントンから大陸横断鉄道に乗ったトムは車中で、彼の元を去った昔の恋人、エレノアに再会する。長い間、エレノアへの思いを断ち切れずにいたトムの心は揺れるが-。アメリカのベストセラー作家デイヴィッド・バルダッチが描いた初のラブストーリー。
感想・レビュー・書評
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特にクリスマスという感じではなかった。普通に有るラブロマンスでラストでそういう仕掛けだったのか、と納得。でもうまくいきすぎな感もする。
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映画を見てるみたいに映像が浮かんできた。トムはニコラス・ケイジみたいな感じかなとか。
小難しいことはなく、ラストの悪巧みの種明かしもそれなりに微笑ましく、総じて楽しく読むことができた。 -
そのまま・・・
なんだかな~~
読まなくてもよかったかも -
クリスマスの朝、読んでる本。
国際ジャーナリスト、かつては紛争の現場で戦争ジャーナリスト、
今はファミリー雑誌のコラムライターが、ニューヨークからロスへ
ふとしたことから、大陸横断の列車に乗ってその紀行を執筆するハメに。
そこで、以前は結婚も考えたことのある、同棲してたこともある女性と10年ぶりに再会。
彼女は、映画の脚本の仕事をしている。
映画プロダクションのオーナーとそのスタッフ、元サーカス団員のおばあちゃん、
列車の中で駆け落ち結婚式を挙げようとする若いカップル
ユニークな列車の運行スタッフの面々・・・
「グランドホテル」形式のクリスマスドラマ。
映画にすると、当たるんだろうな。きっと。
著者は、バルダッチ。
映画「ラストマン・スタンディング」の原作者。
ジョン・グリシャムの「スキッピング・クリスマス」もかなりの上出来だったけど、
これもなかなかどうして、したたかでサービス精神たっぷり。
大団円で見事なフィナーレまでいってから、さらに大どんでん返し。
ここまでやるかよ!!盛り上がった気分に、さらにヨイショ。 -
図書館、山小屋風のロッジ、寝台列車‥。どうにもこうにも好きな場所です。特に狭いとなお良しです。
舞台はアメリカ西海岸から東海岸にかけての寝台列車の中でおきます。
ミステリーというか新感覚ミステリーというか、でも西村京太郎では決してありません。誰も死にませんw
スコスコと4時間くらいで読んでしまえるようなスピード感は、やっぱり寝台列車だからでしょうか。
動く歩道やエスカレーターを歩くと速度が倍になるように、舞台が列車の小説にはスピード感があるのかもしれませんね。 -
クリスマスを前にして、雰囲気で選んでみた本。まぁまぁかな。
登場人物とか、話のタネ的なものはいいと思うんだけど、
あと一歩という感じ。
いい話なんだけどね。
お互いに10年も忘れられないってあるのかなぁ。
女性側は見た目も、生物学的にもいつまでも若くないから、焦って男に決断(結婚)を迫る気持ちはずっと変わらないんだろうね。
盗みの事件はこの物語にあってもなくてもよかったよーなw -
かつてはジャーナリストとして、第一線で活躍していたトム・ラングドン。40歳を過ぎて若い頃の情熱を失った彼は、今やライターの仕事で細々と生計を立てている。ロスアンゼルスに住む恋人とクリスマスを過ごすため、ワシントンから大陸横断鉄道に乗ったトムは車中で、彼の元を去った昔の恋人、エレノアに再会する。長い間、エレノアへの思いを断ち切れずにいた
トムの心は揺れるが―。 -
クリスマスまでには読むぞ!!<br>
と意気込んで読み始めた本。<br>
結局25日ちょっと過ぎちゃったけど・・・(汗)<br>
<br>
なかなか面白かった♪<br>
電車という閉じられた世界での人との出会い、人間関係、そしてかつての恋。。<br>
昔のわだかまりもすっきり解消!<br>
最後はハッピーエンド!<br>
クリスマスに相応しい恋愛話ですよ〜w -
過去にピューリッツァー賞を受賞したトム・ラングドン。40歳を過ぎて、今はしがないルポライターになっている。NY住まいの彼にはロスに3年越しの彼女がいる。クリスマスに逢うために、彼はアムトラックで大陸横断列車に乗る。飛行機に乗れない訳があった。そして、その列車には10年前に突然姿を消した元カノがいた。
まぁ、中年のラブ・コメディなんだが、これがなかなか面白い。クリスマス前にぜひとも一読を。 -
クリスマス前のアメリカ横断鉄道を舞台に、ちょっとしたことで別れてしまった恋人が偶然に再会して、、、というちょっとロマンティックな物語。また二人の恋の行方以外にも、盗難事件があったり、雪崩に巻き込まれたりと、話が進んでいくので、続きが気になり、あっという間に読み終わりました。出てくる登場人物も魅力的で、特にアムトラックの乗務員のロクサンヌが印象的でした。
そして何よりも魅力を感じるのは舞台になってるアムトラックの鉄道の旅です。「列車ってのは、A地点からB地点へ行くっていう、単純な移動手段じゃないですよね。どこからどこへ行くかなんてことはどうでもいい。面白いのは乗ってるあいだだと思うんです。列車のなかには見るべきものがあり、聞くべき話がある。そういう物語で、列車は生きている。」というのを読むと、一度列車で旅してみたいなぁという気持ちになりました。