「音」を見たことありますか?: バリアフリー・ブック 耳の不自由な人の生活を知る本

著者 :
制作 : E&Cプロジェクト 
  • 小学館
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本棚登録 : 17
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (113ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093872072

感想・レビュー・書評

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  • 聴覚障害を持つ小学生と父親、母親は手話通訳士の家族の話。感動的なストーリーは漫画になっていて、会話の吹き出しを赤いシートで消すと文字が消えて会話が聴こえない状況を体験できるように工夫されています。

  • ダイアログ・イン・サイレンスというイベントに参加して、耳の聞こえない方の世界の疑似体験をしたことがあります。
    イベントではコミュニケーションに的を絞って、音声情報の重要さと音声以外から得られる情報の豊富さを知ることが出来たのだけれど、この本から知ることが出来るのはコミュニケーションに限らず日常生活における不便の多様さ。想像してもしきれなかった部分もあって、勉強になりました。
    日頃こなしている家事の全てを音のない世界で完璧にやり遂げることを想像してみましたが、本書の父子ほどのトラブル続出にはならずとも、手間取ったり色んなところに不安を覚えて何度も確認してしまったりすると思います。この「不安を覚えて何度も確認する」不便が結構大きい気がします。

    出版時期の古い本なので、時代は変わったんだなと気付ける部分も多いです。テレビのニュースにリアルタイムで字幕を入れられるようになっていたり、電車の中でアナウンスに頼らず視覚情報で現在地や遅延のお知らせを受け取れるようになったり。あとはスマホとメッセージアプリの普及で音声通話に限らないやりとりが容易になったのも大きいのではないかな。私は聴覚そのものに不自由はないのですが、子供の頃から雑踏の中で特定の音声を聞き分けたり電話の相手の言葉を聞き取ることが難しいタイプなので、これらの変化のおかげで子供の頃より生活面で安心できるようになったと思います。
    そういった環境面では変化した部分も多いけれど、本の中でトオルとクラスの子たちの間にあったような困っていることを伝える、あるいは気付く、それから互いにより良い形になるよう工夫する、みたいな人と人とのやりとりの大事さはこれからも変わらずあるのだろうなと思いました。
    古い本ではありますが、現代にも通ずる内容の本です。

  • 写真、漫画、文字など、いろんなアプローチで、読みやすい。発見もあった

  • 耳が聞こえないことがこんなに大変なことだと驚きました。

  • 耳が不自由な人の事がわかる❗

    ウチも手話やって見たくなった❕

  • 関東は星川ひろ子さんの写真による、
    聴覚障害のある女の子の一日の紹介。
    それからまんがになり、最後は文章による説明の3部構成です。

    自分が思っている以上に、
    聴覚に障害のある方の苦労が大変なことに
    すごく気づかされました。
    とくにまんがはよく描かれていて、
    子どもにもわかりやすいと思います。

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