和暦で暮らそう

  • 小学館
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093877732

作品紹介・あらすじ

日本人なら知っておきたい!和の文化と日本の習わしの正しい解釈。旧暦(大陸文化)ばかりに起源を求める俗説を排した、初めての入門書。日本古来の風流生活作法=日本的スローライフの知恵を身に付けましょう。

感想・レビュー・書評

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  • 本の内容は柳生博と和暦倶楽部という一般市民有志の和暦研究会のメンバーの集団執筆のため、それぞれの得意分野を述べるような構成がトーンも変化して独特。
    ・日本人が現在の新暦(太陽暦)グレゴリオ暦を使いはじめたのは明治6年、それまでは旧暦(太陰太陽暦)が1300年以上使われてきており、和暦はその前の暦。いわば旧旧暦。
    新暦の最大の欠点は、旧暦では旧旧暦からの人間の季節感を忠実に反映させていたメリットを捨て去った点。季節感と暦の矛盾。
    ・和暦は大陸から旧暦が伝わる以前の日本独特の自然歴、農事暦、祭事歴。この和暦が伝わる前のトシは一太陽年で表されるような法則的・無限連続的に循環するものではなく、春の農作業開始時間から秋の収穫までの二点のインターバルでその他の2〜3ヶ月はカウントしなかったと考えられる。
    ・1日はいつ始まり、いつ終わるか
    日本人の昔の一日は今日の午後6時頃、いわゆる夕日のくだちから始まる。お祭りなども神様がお下りなるのは晩なので宵宮からはじまるし、盆の魂迎えは13日の夕方。
    ・日本人は和暦の心理遺伝に支配されている。
    いやなお天気が続きますね、など時候挨拶を交わしたりする。生活面でどんな不遇にあっても、季節季節の愉しみを欠かさず、花見・紅葉狩りなどでは一瞬に風流人になりきる。

  •  美しい本です。眺めているだけでも愉しい。

  • つまり和暦って何なのかがさっぱり分からず。批判・苦言ばかりな印象。

  • 「旧暦」は異なる、古代日本独自の季節の移り変わりを示す「和暦」。
    私も自然の変化に季節を感じて、自分のなかの「和」を取り戻したいと思った。

  • 2008.05.01.読了。

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著者プロフィール

1883-1957年。浮世絵師・版画家。日本各地を旅し、美しく抒情あふれる風景を多く作品に残した。作品集に『旅みやげ』(1~3)、『東京十二題』『東京二十景』など。海外でも評価も高い。

「2020年 『バイリンガル版 巴水の日本憧憬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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