- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093890540
作品紹介・あらすじ
ブッシュにもサヨクにも「ゴーマン」かまし続けて12年。究極のベスト&スペシャル版。これが『ゴー宣』ワールドだ。
感想・レビュー・書評
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侵略者とされたのは心外と、よしりんは反米右翼の立場。
右翼が卑怯にも国を守る気概より利益を選んで親米になったのは’60年安保・三池闘争からだろう。「薬害エイズ訴訟」に「不作為の責任」を問うて勝利したことだけは彼がゴー宣で支援を広げなかったらあり得なかったかも知れない。「運動は終わり、専門家に任せろ」と収束も見事。オウム真理教も従軍慰安婦も南京大虐殺も彼が居なくても真実は暴かれただろうが1漫画家が「右傾化」の流れを作ったのではあるまい、反米の流れで原発と米国支配体制のTPPに反対の論陣。国防とは文化を守ること詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2003.12.10.初、並、帯なし
2013.1.16.伊勢BF -
過去に描いたものから、いくつかをピックアップした作品集でした。
小林氏の方向性を垣間見ることができなかなか興味深い作品です。 -
1990年代の政治の論壇は小林よしのりVSほかの論者と言っていいほどであった。
日常生活にアノミーを感じて、政治に無関心になりがちであった人々を再び政治に目を向けさせた意味で評価はできると思う。また、独自の語り口調で、エセ知識人を論破していく様は、呉智英氏を思い出させる。
「指摘が細かい、論証になっていない」など批判は受けている(確かにそのような部分は多少あると思う。)。しかし、しっかりと資料を読み、第一次資料からの考察は一読の価値があり、自分たちが誤った知識を持っていたことに気づかされることも多い。
戦争論を含め、ほとんどに目を通している作品で、世の中を見るときの、一つの視点として読む。 -
こうやってみると、変わり身の速さは天下一品です。
しかも、全然、自分を守る方には変わらないところが、すごいです。
確かに、彼がいうように、目をつむっている「おかしなこと」は、いっぱいある。
でも、それと1つ1つ、つき合いきれないというところも、正直あります。
それが、自分に向かってくる刃なら、ちょっとキツすぎると思ってしまうのかもしれません。 -
ゴーマニズム宣言special〜扶桑社のSPAに書いていて教科書問題に巻き込まれ,薬害エイズ問題に巻き込まれ,慰安婦問題に巻き込まれ,オウム真理教問題に巻き込まれ,扶桑社と決別して闘うことを余儀なくされて,小学館・SAPIOに移る。〜出版業が今の小林を育てたんだね。闘う姿勢は立派だね。敵がいて結構という姿勢は見習いたい。でも,余りにも理不尽だと相手にしたくないのだけど,相手にしてやるところが偉い。
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音楽に例えるならベスト盤。
本家のゴー宣が笑えなくなったのもこの時期のよーな... -
ご意見色々おありでしょうが、私は彼みたいな男は好きです。主張の良し悪しはおいといて、自分の意見に責任と潔さを持ち、ちゃんと裏付けがある文化人というのは今の日本にそういないと思う。