中村福助: 舞台写真集 (小学館文庫 R た- 21-1)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094058819

作品紹介・あらすじ

九代目中村福助を襲名してから、早、一〇年。福助はさまざまな役に挑戦してきた。娘役から八重垣姫・雪姫・時姫の三姫、『妹背山』のお三輪、『先代萩』の政岡などの大役に次々と取り組み、その芸域を広げてきた。そしていまや、歌舞伎界を支える女形である。写真家・高橋昇は、福助の舞台を一〇年間、撮り続けてきた。すでに数千本を越えるフィルムには、福助の魅力が遺憾なく写し出されている。演じ続ける福助。その迫真の演技に迫り続ける高橋昇。その究極のところをきり撮った写真には、役者を見つめる厳しさがあり、役者を見守るやさしさが溢れている。

感想・レビュー・書評

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  • お美しく、そして舞台では結構ぶっとんだコメディエンヌっぷりも見せてくれる、歌舞伎俳優・中村福助丈の写真集。

  • 写真集なのにとてもリーズナブル。

  • ちょっと趣味に走らせてください。私は歌舞伎を観るのが大好きでして、学生時代はそれこそ毎週のように歌舞伎座に足を運び、幕見席から舞台を見下ろしていたものです。因みにお気に入りは下手側の席でした。只単に出入りしやすいからってだけなんですけど。

    それはさておき。私の贔屓の役者なんと言っても女形の中村福助丈。華やかだし色気もあるしなにより演技が好み!「高嶺の花」というよりは、「あーこーいう女いるいるー」って演技をする女形さんだと思うのです。それが歌舞伎役者として良いのかどうかは観る人によって好き嫌い別れるのでしょうが、私は大好き。笑いのセンスも抜群だと思うし、この人の演技は同性(?)としてもすごく共感できるんです。彼の出演しているお芝居は、東京の劇場に関してはここ5年くらいは9割観てるかな。地方はまだ行ったことないので、そのうち是非馳せ参じたいものです。実は他の役者さんでは地方遠征したことがあるのですが・・・。

    まぁそんなわけで憧れの福助さんの写真集です。本人のコメントもかわいらしくて面白いし、こういう文庫型の写真集ってお手軽で良いですよねー。☆が四つなのは、やっぱり贔屓目で見ると「もっと良い写真あるんじゃないの?」ってのと、実はこれが一番なんですがそろそろ大きい写真集だしてよっていう。そこなんです。児太郎時代以来出ていないのです!ファンは大きい写真をうっとり眺めたいんです。どうですかねぇ?

    というわけです。最後になりましたがこの本の見所を一つ。福助の血液型解釈が面白すぎます。乙女だ・・・。

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著者プロフィール

駿台予備学校講師。数学全体をとらえながらも、さまざまな角度からの解き方を示してくれる受験生にやさしい先生。

「2015年 『良問でわかる高校数学  数ⅠA・数ⅡB』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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