- Amazon.co.jp ・本 (524ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094062632
作品紹介・あらすじ
一気読み必至、双子の死の謎を巡るスリラー
六歳の双子の娘のひとり、リディアを事故で失ったアンガスとサラの夫婦。一年あまりの後、二人は家族の再出発のため、ロンドンからスコットランド・ヘブリディーズの孤島へと移住を決める。ところが、残された娘カースティにそのことを告げたサラに向かい、娘はこう言った。
「どうしていっつもあたしのこと、カースティって呼ぶの、マミー。カースティは死んじゃった。死んだのはカースティだよ。あたしはリディア」
愕然とするサラの胸にある疑惑が芽生え、それは日に日に肥大化していく。そして孤島という密室に閉じ込められた一家に、次々と不可解な出来事が起こるーー。
刊行とともに英国でベストセラー1位を獲得、各メディアからも大絶賛された超話題のノンストップ心理スリラー。孤島の美しくも厳しい自然の中でじわじわと追い詰められていく夫婦をスリリングに描いた、一度読み出したら止まらない2016年イチオシの一作!
感想・レビュー・書評
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ドキドキで読み始め
だんだんわかってきて
最後・・・そうなのね~~詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
双子の女の子の一人が死んでしまい、家族が悲しみに包まれている中で、死の原因が事故なのか故意なのかを探っていく話。あーなのか、こーなのか、といろいろ考えさせられたが、結局結局そうなのか、、、とやるせない感じになった。
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アンガス一家がヘブリディーズの孤島、トラン島(架空)に移住する
エラン・ショナッハ島(Eilean Sionnach)がモデル 今でも島ではゲール語が話されている
この家族大丈夫か?この家なんか変じゃない?犬は何を感じ取ってるの?…「ページをめくる手が止まらず」ってのを体感した でも、読後感は良かった この終わり方は好きだな
建築士アンガスが安藤忠雄の本を読んでいたり、カースティがキティちゃんのシャツを着てたりと、日本が彼らの日常生活に自然に入っているところも面白い -
双子の娘の1人を喪ったアンガスとサラの夫妻は、残った娘のカースティと3人で、スコットランドのトラン島に移って新たに出発しようとしていた。
そんな中、娘のカースティは更に「自分はカースティではない」と言い出す。サラに疑念が沸き起こった…
そして次々と不可解な展開になり、夫妻の間で高まって行く相互不信…そしてカースティの様子…
厳しくも美しい自然の、スコットランドの孤島や小さな町を舞台に心理劇が展開する…
「次…」が気になって、どんどん読み進めてしまう…