社運 (小学館文庫 な 19-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (564ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094063127

作品紹介・あらすじ

二転三転する日米企業の合弁交渉の行方は!

マツイ・エクセレンスの斎藤潤は、同じ健康食品企業であるアメリカのリッチベイ社と合弁企業を設立するための交渉責任者として、シンシナティ・シティに向かった。斎藤は社長の中野の腹心の部下であり、一方、リッチベイの交渉窓口となったロバートも、副社長のキースに絶対の忠誠を誓う男だった。
マツイ・エクセレンスは、中野と副社長向山の派閥争いがあり、ライバル企業のサンセット・トレードが業界第三位開健堂に続き、アメリカ企業のランパートと合併したことで、業界のトップシェアを奪われていた。
合弁事業の予定会社、株式会社アールエムの準備事務所ができ、当初は順調に交渉が進んでいた。
突如、リッチベイ社に対等合併の話が出てきた。合併賛成派は、リッチベイ社の社長・副社長側で、反対側が会長とキースの側だった。そればかりか、リッチベイ社が重大な問題を隠蔽していることが明らかになってくる。
中野の意を受け、証拠をもとにロバートを追い込むことになった斎藤。行き詰まる交渉の結果は!

感想・レビュー・書評

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  • 【作品紹介】
    マツイ・エクセレンスの斎藤潤は、同じ健康食品会社であるアメリカのリッチベイ社と合弁企業を設立するため、シンシナティ市に飛んだ。マツイには社を二分する派閥争いがあり、斎藤は社長中野の腹心として社運をかけた交渉に挑む。会社は、アメリカ企業とM&Aを進めたライバル会社に、業界トップシェアを奪われる。交渉は順調に進むかにみえたが、突如リッチベイ社に他社との対等合併の話が浮上。加えて、重大な問題が隠蔽されていた。相手側の交渉窓口ロバートを追い込むことになった斎藤。息詰まる交渉の行方は!文庫オリジナルの骨太経済小説。

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著者プロフィール

1965年生まれ。慶應義塾大学経済学部、米国ウォーデン大学院修士(MBA)卒業。銀行勤務などを経てラスベガスで対米進出コンサルタント会社「ネバダ・ジャパン・コンファレンス」を起業。米国ネバダ州在住。著書は、『プロの残業術。』『TIME×YEN時間術』(いずれも草思社)、『部下は育てるな! 取り替えろ!!』(光文社)、『プロの交渉術。』『辞表を出して次へ行け!』(いずれも大和書房)など多数。

「2013年 『文庫 プロの残業術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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