いきものがたり 新録改訂版 (小学館文庫 み 18-1)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 71
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094066142

作品紹介・あらすじ

「いきものがかり」の「いきものがたり」

「ありがとう」「風が吹いている」誰もが口ずさめる名曲ばかり。

大人気グループ「いきものがかり」の有名曲の多くを作詩作曲している水野良樹氏が、自分たちの出会い、グループの結成、路上ライブ、メジャーデビュー、多くのミュージシャンとの出会い、そしてその後の大成功までのプロセスを、自ら甘酸っぱく書き下ろしました。

青春成長物語と呼ぶべき自伝的ノンフィクションです。
デビュー前の初公開秘蔵写真も多数収録。

文庫化に際し、「いきものがかり」活動お休み期間から再開までの事を、新たに書き下ろして収録しています。

感想・レビュー・書評

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  • 今更ながら読み終えました。
    インディーズの頃から10周年過ぎたあたりまでのお話。とにかくメジャーデビューから10年間は走り続けていたんだなと。

  • いきものがかりの歌が好きだったけど、それぞれの歌ができるまでに沢山の時間や人の手がかかっていることを知って今まで以上に歌詞が心に響くようになった。

    「ぼくらのゆめ」、読後にはぜひこの曲を聴いて、いきものがかりの軌跡に想いを馳せてほしいと思う。

  • こういう青春もあるんだなと思った。
    「いきものがかり」のリーダーの回顧録。ミュージシャンの世界の常識などは知らないのだが、手際よく補足説明を入れながら書き進めていくのでテンポよく読める。
     
    これはビルディングス・ロマンでもあるけど、もっと限定的に「上京物語」なんだと思う。
    しきりに自分たちのことを「田舎者」と称するのだが、これは謙遜とか自虐とかそういうのではなく、率直なんだろうと思う。
    厚木や海老名という新宿から1時間以内の地域で田舎って…、というのが客観的な印象なのかもしれないが、私には率直な述懐に見える。同じ神奈川県央民として。
    高校時代には「普通に近郊都市」だと思っていても、いざ自分が進学なり就職なりをすると「田舎だったんだな」と気づく。辺鄙とか僻地とかっていう意味ではなく、人間関係のあり方が「田舎寄り」なんだよね。
    彼ら3人の言葉に出さない結束、団結感にはそういう背景があるんじゃないかなと感じた(書かれていないけど)。
     
    書かれていることに戻る。
    「すべてに終わりがあるんだという意識のもとで絶対に書きたい。永遠があるかのような幻想は言葉として書きたくない」
    というような熱血な主張とかが途中で差し込まれるのが、ちょっと意外でもあるし、この本にメリハリをつけていてよいです。

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著者プロフィール

1982年生まれ。神奈川県出身。2006年いきものがのメンバーとしてメジャーデビュー。代表曲に「ありがとう」「YELL」「じょいふる」「風が吹いている」など。国内外と問わず多数のアーティストに楽曲提供。2019年に実験的プロジェクト「HIROBA」を始動。

「2021年 『OTOGIBANASHI』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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