蟲愛づる姫君の蜜月 (小学館文庫 C み 1-5 キャラブン!)

著者 :
  • 小学館
4.12
  • (8)
  • (12)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 143
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094067521

作品紹介・あらすじ

国王とその妃の、奇妙すぎる夫婦関係とは?

恐ろしい毒蟲たちと、それらが生み出す蠱毒をこよなく愛する変わり者の姫君・李玲琳と、その夫にして魁国の国王・楊鍠牙。若く美しく文武両道のパーフェクトキングのくせに、過去の諸々の経験ゆえにとことん不幸体質な鍠牙は、いつか妻に殺されることを夢見ているし、玲琳の夫の扱いときたら蟲以下だ。周囲から見れば奇妙すぎる夫婦だし、実は本当の意味ではまだ夫婦になっていないのだが、どうやらそこに愛はちゃんとあるらしい。
さて、大国・斎から玲琳が嫁いできて、はや八ヶ月が過ぎた。もともと小柄ながらそれなりに背も伸びて、少女から女性になり始めた玲琳と、鍠牙の夫婦関係が先に進むことを周囲の者たちは期待するが、肝心の国王夫婦にはまるでその気がないらしい。中でも気を揉むのは、斎国時代から玲琳に長年仕えてきた侍女の葉歌だ。彼女はある日、玲琳に「国王とずっと仲良くいられる毒」なるものを飲ませ、その翌日、忽然と姿を消してしまった。玲琳はいなくなった葉歌を探すため、蠱師として彼女を「呪う」ことにするが……。
大人気! 中華ファンタジー史上最高に奇妙な国王夫婦の物語、第3弾!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 葉歌の正体が判明。
    蟲師を殺せる新羅ってのがいたんだなぁ、葉歌は現新羅で兄が二番手の乾坤。
    しかも、兄と子を成す予定だったとか情報量多い。
    葉歌のバックボーンがスゴすぎた。
    でも、何はともあれ葉歌が帰ってくることになって良かった。
    葉歌、玲琳のこと好きだもんね。
    兄の乾坤、男前だな。葉歌のことを思って、戻してあげたんだな。

    あと、玲琳の母親の胡蝶が今回の犯人だったことに驚いた。
    そして、性格は完全に玲琳に遺伝したんだな(笑)
    瑠伽姫に毒を与えていたとはな。
    というか、瑠伽姫もぶっ飛んでた!笑
    馬が恋愛対象だとは。予想外すぎた。

    鍠牙が拗らせてて笑った!
    良い感じに熟してるわぁ。
    玲琳は全ての人に嫌われれば良いとか、ヤンデレ(笑)
    玲琳も玲琳でそんな鍠牙のことは好ましく思ってるから大概だけどな。
    玲琳と言えば、癇癪を起こせるくらいには鍠牙に心許せるようになって良かった。
    甘えれる様になったのは距離が縮まってきてる証だよな。

  • 蜜月とは…?癇癪のこと??
    みんな歪んでるの面白い
    乾坤が普通に見えるくらい

  • 蜜月…。なんだかんだいいキャラが多くていい。続き読みたい

  • 蟲愛づる姫君シリーズ、第3段。
    玲琳の女官、葉歌の秘密が1つ。
    鍠牙と玲琳との関係が少し前へ進みそうです。

  • 玲琳の周りの人は悉く斜めに真っ直ぐだ。両親もどうも斜めに捻れてでも真っ直ぐな思いがそこにはある。葉歌もまた、真っ直ぐだ。

  • 葉歌の出自・玲琳の母のこと・蠱師の里のことなど、世界観が深まった巻。
    玲琳の力を封じたまま姿を消した葉歌を追って斎へ里帰り。
    追ってくる鍠牙のヤンデレっぷりが加速していてとても良い。
    彩蘭とその夫である普稀の関係もとても良い。
    次巻は鍠牙のデレが更に増してくることを期待したい。

  • 蟲と呪いと毒を使う王妃は、怖がられつつも、次第に皆に愛されてきたが……。ヤンデレ×ヤンデレ。病が確実に進行しております(笑)。ここまでいくと完璧なカップルだよなー。

  • 玲琳、里帰りするの巻(笑)しかし、彼女以上の蟲師って誰?里には強者が!?って思って読んでたんだけど、まさか!な人でしたね。仕掛けてたのか〜そのタイミングが今回だったのか。里里ちゃんの意味深な言葉は鍠牙が勘違いするのはわかる。タイミング!!場所!!(笑)そして、鍠牙は姫を探して三千里←いや、そんな遠くはないはず。しかし、寝てたら足元に猫5匹っていいなぁ。普通の猫じゃないけど。巨大蜘蛛もいるけど(笑)

全10件中 1 - 10件を表示

宮野美嘉の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×