- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094068559
感想・レビュー・書評
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関西の出身ではない人も関西弁を使っている違和感
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22.03.17読了
完全にジャケ買い。
京都を舞台、表紙可愛い、料理系の本!という感じで選び、読み始めた。
料理というか、食材?の描き方、扱い方?が上手いなーと感じた。しかも高級料理店の。
馴染んだ料理ではないからか、そこまで引き込まれなかったけれど、作者が好きなんだろうなというのはかなり伝わってきた。
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架空の京都の老舗ホテルを贔屓にしている客とホテルのレストランとの心温まるエピソード。ホテルが自らを律しながらも、お客様の人生をそっと後押しする。
色々と趣向を凝らした料理の数々も登場する。食べてみたい。
コロナ禍の社会を描いた小説を初めて読んだ。 -
京都の老舗ホテルを舞台に料飲部長、チーフマネージャー、各レストランの料理長がお客をもてなす五つの話。様々な理由や事情でホテルのレストランを利用する常連客に寄り添うホテルマンの実直さに感服。必要以上にお客さまのプライベートな事情に踏み込んでしまうときは「土足から新しい白足袋に履き替える」という比喩に唸った。和、中華、フレンチ、寿司などどれも一流で美味しそうだ。鴨川食堂のこいしがお客として来店。ひとり鮨でしっかり飲んで食べてた。どの話もハートフルでほっこり。一度でいいから一流ホテルでもてなされたいものだ。
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ホテルマンが提供するホスピタリティが、ホテルを訪れる人達に与える心や行動の変化を小説として描いています。このホテルもコロナの影響を受けている描写がしばしばなされます。コロナ禍で人との距離感が、物理的だけでなく、心理的にもどこか遠くなってしまいましたが、その影響を受け、ホテル業界への逆風が吹きながらも、そこでの人情味溢れる物語に心が温まります。
『バーテンダー』というコミックを読みましたが、こちらはバーテンダーが提供するホスピタリティが、訪れる人達の背中をそっと押すようなお話で、こちらも良い話でした。本作はそのホテルマン版を小説にしたような印象でした。ただやはり小説は自分の頭の中で、どこか自分のライフイベントと置換しながら読んでいるような感覚にもなるので、物語の余韻が良い意味であとを引くような気がします。 -
あたたかくて美味しそうな物語たち。
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興味のあるホテル業界と大好きなご飯の話。
題材はとっても好きだし読みやすかった。
でも。
登場人物、特にお客さんのキャラがあまり進まなかった。
霞山先生や冬美などなど、気の強すぎる人ばかり。
京都の方の言い回しなのかな?
そして、ホテル側も明らかにお客様が喜ぶ対応をしているのに「辞する覚悟」というのが、いい話を最後後味悪くしている気がして馴染めなかった。
コロナ禍を題材にしているのは新しく、面白かった。 -
ホテルの館内レストランバーの支配人北大路直哉が案内したお客様が、美味しい料理と細やかな心遣いで笑顔になっていく。スタッフとお客様の距離感が絶妙な京都スタアホテルのお話の続きが読みたい。
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京都のホテルのお話。ホテルがなじみになるってなんだかVIPなイメージ。どのお話にも温かみがあって、このホテルに行ってみたいと思った。
こいしちゃんも登場!家族経営ってそりゃ悩むよねぇ。