派遣社員あすみの家計簿 (3) (小学館文庫 C あ 5-3 キャラブン!)

著者 :
  • 小学館
3.69
  • (27)
  • (80)
  • (73)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 680
感想 : 52
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094071214

作品紹介・あらすじ

”二人の元彼”との再会、30歳の決断は? 渋谷にある人気IT企業に派遣され、マーケティングセクションでSNSに記事を投稿することになったあすみ。優秀な同僚に囲まれ、仕事のスピード感の速さに驚きながらも、持ち前の順応性で職場に馴染んでいく。3年勤めれば正社員に登用される可能性もあり、30歳を目前にして将来を考え始める。そんな折、理空也からLINEが入る。「あすみちゃん 苦しいよ 助けて」――見捨てることができず、指定された古いマンションを訪れるあすみだが……!?一方、ケンカ別れした豊加とは友人の結婚パーティで再会する。付き合っていた頃、無職だった豊加は小さな商社に正社員として就職したようだ。フリーランスの仲間と事務所を立ち上げた仁子、結婚して専業主婦を目指す菜々花、愛人になって楽しく生きたいという優奈。アラサー女子たちがそれぞれの生き方を模索する中で、あすみが選ぶ人生とは。働く女子のサバイバル小説、激動の第3弾! 【編集担当からのおすすめ情報】 青木先生の人気シリーズ『これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~』(集英社オレンジ文庫)との夢のコラボが実現! あすみと森若さんの書き下ろしショートストーリーが読めるキャンペーンを実施します。詳しくは、文庫の帯をご覧ください。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大好きなミルキーがあまり出てこず少し残念。
    あすみはちゃんと主張できるようになって大分と逞しくなった。
    それにしても理空也めっ!

  • 派遣社員として働き始めたサニクレで、3年後に正社員を目指すと決めたあすみ。
    ムーバーフードでの仕事も続けて、計画的に稼ぐなど、自分さえしっかりしていれば、派遣の働き方も悪くないと思えた。

    それにしても、理空也にせよ、我が子を虐待していたミルキーの父親にせよ、身近に、得たいの知れない怖さを持った人が出てきすぎる。読んでいて気持ち悪くなった。
    それだけ、世の中、変な人がいっぱいいるから、人を信用するなという教訓なのか。。

  • 最初はあすみの金銭感覚や考え方の不安定さにハラハラしましたが、どんどん成長してきて頼もしい限り。これからどんな人生を選んでいくんだろうと、明るい未来を楽しみにしているくらいです。あすみ以外の登場人物もみんな応援しています。(除く、理空也とミルキー父)

  • あすみちゃんがどんどん仕事できる子になって成長してる姿に感動。と同時に自分に対して感じる焦り。

    あすみにとって仕事はお金を稼ぐためのものだったけど、自分の能力を伸ばして生かしたり、仕事をすること自体にやりがいを感じはじめてる印象。その結果が今回の会社立ち上げに誘われることに繋がってるなと思った。
    あすみみたいに何事もチャレンジでとことんやってみなくちゃ、と思う。のほほんとしてたあすみにごぼう抜きされた気分。

  • 何だかんだ言いながらもシリーズ化してしまい、3作目。
    1作目で相当悪口を書いたあすみも、渋谷の大手IT企業で派遣をすることで、仕事に対しての考え方も変わって来たように思える。
    そんなあすみの成長の様子を描きながら、今作では1作目、2作目でそれぞれ別れを告げた元カレ2人が登場。
    それぞれの元カレの対照的な現状、そして性格を上手く取り入れていると思う。
    そして、今作は「これは経費で落ちません!」とところどころコラボしており、これまではなかった豊加の目線も重なり、どうにも豊加が太陽にしか見えない。
    相変わらず「必要経費」と言い訳しながら、どうでもいいものを買うあすみは好きではないが、それもだいぶ減り、お金をきちんと貯めるようになったのは、すごい成長。貯めると決めたら、副業まで頑張ってしまうのは、とてもあすみらしい。
    派遣社員はコーディネーターが仕事を選んできてくれるのが、楽でいいという考えは個人的には好きではないが、ラストにやっと自分の意見が言えるようになったあすみが今後どうなるのか、3作目にして、続きが気になるようになってきた。
    ただ家計簿はいいところだけしか書いておらず、どんどん支出の欄が少なくなっているのが、気になるところ。
    カードも解禁してしまったし、そういうところもこれまでどおり、きちんと描いて欲しい。
    読者はダメなあすみも、ちゃんと理解しているのだから・・・

  • 恋愛に仕事に頑張ってる主人公の成長が見られて楽しい。ハラハラドキドキ感は無いけど、ゆったりと楽にあすみの心情やら生活の変化を見守っていきながら読めるので、つい読み進みたくなる。

  • 仕事に対して、真剣に向き合い始めたあすみ。厄介な元彼との縁を切ったり、貯金を計画的に始めたり、成長を感じる!私も惰性で仕事を続けてしまっている実感があるから、もっと真面目にキャリアについて向き合わなきゃなぁと反省。
    豊加は何かとピンチな時に助けに来てくれて、前作とは別人みたい。仕事が安定すると人間って変わるものなんだなぁ。だんだん大人になっていくあすみの将来がこれからますます楽しみ。次回作にも期待!

  • シリーズ三作目にして営業中の太陽くんが出てきてにっこり^^

    一作目の最初から元凶だったりっくんが、今作になってもうホラーになってて恐怖

    まとめて3冊読んで、最近出たスピンオフが楽しみ

  • あすみちゃん3巻目!
    今作も面白かった!
    「方向音痴だけど運転は上手い」確かにうまいこと言う!笑
    そんなあすみちゃんが違った道に逸れながらも自分の人生を必死に一生懸命生きている姿が好ましく楽しい。
    読んでいるこちらまで元気が出てくる!

    ファイナンシャルプランナーの椿さんのアドバイス的確!
    あの場面だけは私事のようにふむふむ…と納得しながら読んでました!笑

  • 派遣社員あすみのリアルな日常と仕事、人間関係が等身大で描かれている連作。
    あすみはいつも斜め前向きで読むと元気をもらえる。

全52件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

あおき・ゆうこ
『ぼくのズーマー』が集英社主催2002年度ノベル大賞を受賞してデビュー。『これは経費で落ちません! 経理部の森若さん』シリーズがドラマ化、コミック化され人気を博す。『派遣社員あすみの家計簿』も好調!

「2021年 『コーチ! はげまし屋・立花ことりのクライアントファイル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

青木祐子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×