- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094082197
感想・レビュー・書評
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なまねこ、ストーン、モグラの馬力、そういうエピソードは好き。結婚を意識したラブラブの恋人同士の生活の描写も素敵に描かれている。私は行間を読むのが苦手なのかな…バイクやブックに関わる象徴的なシーンが、じわっと効くように書いてあるのねと思ってしまって、イマイチ入り込めなかった。愛する人が死にゆく時、また自分が死んで行く時、こんなに綺麗に過ごせたらいいだろうけど…と。若い時ならもっと素直に読めたかもしれない。
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久しぶりに本読んで泣きました。
この手の恋愛モノなんて安っぽいと思ってたけど、中村航さんのはもう何冊か読んでみたくなった。 -
大切な人との別れ方の話。
願って伸びる命もあれば、宣告通りの命もある。
出会いがあれば必ず別れがあり、大切な人で、ずっと一緒にいたい人との別れは、死であることを改めて考えさせられた。
今身近で調子悪そうにしている大切な人が重い病気とかじゃないよな?と一抹の不安が過った。 -
一度読んだ時は中村航さんの中ではイマイチな方かなーと思い、一度読んだきり放置、しまいには売ってしまった。今回、映画化に伴い映画鑑賞後、再度購入し再読したところ、痛く感動してしまった。どういうワケだか以前よりずっとスケールの大きさを感じました。☆4つまでアップです(笑)
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「もちろん。いい受け身をとるよ、おれは」
こんな返しをしちゃう、藤井くんが素敵すぎた。
しかし、あれだ。
中村航の書くストーリーに出てくる女性は、いつも、魅力的だ。
女のあたしでも、いいなあ、と思う。
やっぱり、人間にはユーモアが必要だ。あとは、うははははと、よく笑うこと。
ユーモア+うはは=魅力
ずっとずっと続くと思っていた生活に、ある日終わりが出来てしまったら。
そうなったら、あたしはどうなるだろう。
何ができるだろう。
何を考えるだろう。
想像もつかないな。
あたりまえは、いつも、ふとしたことで、あたりまえじゃなくなって。
そこには容赦なく、悲しみや苦しみが襲ってくる。
強さを身につけることが正しいかは、わからないけど。
だけど、立ち向かう強さが欲しいと、受け入れる強さが欲しいと、そう思った。
中村航の書く文章は、胸にすっと溶けて、その部分が暖かくなる。
優しくて、時々、ふふっと笑っちゃうような柔らかさがあって、読んでいてとても気持ちがいい。
悲しいストーリーなのに、こんな風に書いたら不謹慎かな。
でも、ほんと、そんな感じ。
大きなどんでん返しがある訳でも、あちこちに散りばめられた伏線を回収する気持ちよさがある訳でもない。
だけど、面白い。
優しい本を読みたくなったら、ぜひ、どうぞ。 -
結婚式の誓いの言葉が印象的だった。いい言葉だなと改めて思った!!