裸の大将遺作東海道五十三次 (小学館文庫 G や- 1-1)

著者 :
  • 小学館
3.83
  • (2)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 25
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094113419

作品紹介・あらすじ

今年の花火見物はどこへ行こうかな-知的障害というハンディキャップをものともせず、下駄履きで全国を踏破した大放浪画家山下清。その裸の大将の幻の遺作「東海道五十三次」が東海道宿駅制定400年祭を前に甦る。1964年の東京オリンピック直後の東海道の風景を、当時新素材の出現と驚きをもって迎えられたフェルトペンで描いている。宿場町の持つ、人生にも似た躍動と哀感がインクのにおいと混ざりあって旅情を誘う。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ほのぼの。
    旅行に出かける時に携えて、行きの電車や移動中に読みたい気分にさせる本。

  • 放浪の天才画家山下清の遺作。
    高度経済成長とともに変わりゆく東海道の景色の絵がいい。

    どこかきゅうくつな感じやさびしさも漂う作品が多いが、
    山下清らしさは全開。

    作品に付け加えられているコメントがまた、味わい深い。

    「今年の花火見物はどこへ行こうかな」
    という辞世の句を残した画家の放浪への想いを感じる。

全2件中 1 - 2件を表示

山下清の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×