- Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094115260
感想・レビュー・書評
-
第二弾は新潟から静岡辺り。
ガスマスクはイスラエル製のマイマスクに風呂桶、無線にGPSと今回からは野宿も加わりテントが追加。行程的には前作を超える厳しさ。
温泉紹介も前作同様の行程危険度、ガス発生度、危険動物遭遇度(通常はクマさんマークが時々カエルさんマークに)、お湯快適度にビバークの必要性、温泉温度、歩行距離と所要時間がつき至れり尽くせり。
第二弾の秘湯もいくつか紹介
新潟県は梶山元湯
糸魚川から近くの雨飾山の麓、地図上は幹線道から1kmほど。しかし行ってみると10mほどで道は無くなり鉄板入り地下足袋が登場、沢登りが始まる。高さ4mの瀧が立ちはだかり、それを超えるとさらに苔だらけの高さ10mの瀧。その先にようやく湯滝を発見し小さな滝壺で尻だけ入湯。帰りは問題の滝を・・・滑って落ちた。
富山県仙人温泉
欅平から4時間45分で阿曽原温泉に到着、ここもきれいな温泉だ。さらに歩き所要時間7時間15分で仙人温泉に到着。山小屋もあり管理人もいる。入湯料500円。まあ温泉が目的で行く所ではなく登山客にしたら最高だろうね。
岐阜県塩沢温泉元湯
野麦峠の岐阜側つぶれた温泉宿の露天風呂を地元の有志が清掃しているらしい。このシリーズでもいくつかある行ってみたいと思わせる温泉はそう言うパターンだった。多分こういうのが本当の秘湯としてちやほやされるレベルで著者の行くのはさらにその斜め上だ。
箱根大湧谷
当然ながら入れない。早朝人がいない時間を狙ってガスマスクをかぶり噴煙をサウナ代わりに浴びるのだが・・・
式根島の御釜海中温泉
とうとうNHKのドキュメントに出演。崖下に干潮時に顔を出す温泉が有ると言う。船から海に飛び込み波打ち際の岩のくぼみに入湯。
効能は擦り傷、切り傷ができる。
実際に入ってる所よりこのシリーズはたどり着く所までが楽しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示