STORY BOX vol.8(Mar.2010)

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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094120080

感想・レビュー・書評

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  •  『STORY BOX Mar.2010 vol.08 息子』を読みました。
     松久淳氏の「息子」がいよいよ最終回。五人の男がどのように絡み、どんな結末を迎えるのか。楽しみに読みました。光原百合さんの「相棒」良い話でした。
     
    「息子」(松久淳)
     最終回。
     それから一〇年の月日が流れた。
     浅田逢来良、金森昭太郎、橋口優作、美野島豪、稲垣葉一の奇妙な邂逅という大団円。

    「北上次郎の本の話」(第8回「息子」について)
     北上氏曰く「騙す側より騙される側の方がいい。そういう父の方が絶対にいい。いや家族としては困ることもあるだろうから、こう言い換える。そういう父のほうが好きだ」
     その気持ち、わかります。
     浅田次郎氏の短編「角筈にて」を大傑作だと褒めちぎる北上氏に激しく同意。

    「初任」(長岡弘樹)
     第三話、蟻穴。
     警察学校って怖いところ。

    「相棒」(光原百合)
     シリーズ「宵祭りの夢」第二話後編。
     春菜と純はきっと幸せになる。ええ、話や~~。

    「異境」(堂場瞬一)
     第三回。
     同僚、二階が謎の失踪に本社の上層部が出向いてきた。なにやらきな臭い。

    「候補(リスト)」(五條瑛)
     第四回。
     カンナバルが死んだ。波照間ライも死んだ。

    「返信」(野島伸司)
     第八回。
     古川あずさは、披露宴が終わった後も藤原孜について来る。古川の旧姓は箕輪だった。五人の生徒に自殺メールを送られる担任・藤原のピンチを古川あずさは救う気なのか?

    「金脈」(嶽本野ばら)
     第八回。
     この連載を読んでいて私は”GRATEFUL DEAD”を聴きたくなった。TSUTAYAで”American Beauty”を借りてきました。彼らのアルバム中、最もメロディアスだということで入門編にピッタリかと……

    「ザ・キャビネット」(室積光)
     第六回。
     長男シン・ジャンナムって、けっこう良いヤツかも。

    「救出」(笹本稜平)
     第八回。
     有村老人と堂園の祖父の過去を知れば知るほど新たな疑問が……
     容疑者・山之内の居所が判明。

    「狗賓童子の島」(飯嶋和一)
     第八回。
     前前々回より連載を細切れに読むのは無理と判断し飛ばす。

  • 購入:2010/3/12、読了:-/-/-

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著者プロフィール

1968年生まれ。作家。著書に『男の出産』『マリコはたいへん!』など。またコンビ作家「松久 淳+田中 渉」として、映画化もされた『天国の本屋』シリーズ、『ラブコメ』シリーズなどがある。オフィシャルサイトhttp://www.matsuhisa.com/

「2013年 『男のミカタ2 酒の席で説教はやめてください』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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