比叡山・千日回峯行 酒井雄哉画賛集 (小学館文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094187038

作品紹介・あらすじ

生か死か? 日本で最も過酷といわれる「比叡山千日回峯行」を二回満行して「現代の生き仏」と呼ばれる天台宗大阿闍梨、酒井雄 師は仕事にことごとく失敗し、妻を自殺で失ったまさに人生の敗北者だった。しかし、出家後、厳しい修行に耐えて、千日回峯行に二回も挑み、みごとに達成したのである。本書は悩める人々のために酒井師が初めて筆をとった、生きる道を照らす希望の光である。

感想・レビュー・書評

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  • 酒井雄哉(さかい ゆうさい)阿闍梨(あじゃり)さんの「ただ自然に」(画は、寺田みのる氏)を読みました。宗教にはそれほど関心はないのですが・・・、阿闍梨さんのすさまじい「行」に感動し魅かれています。予科練に出願し特攻隊になるも出陣の機会なく・・・。そして、新婚1ヶ月の妻の自殺。義母に連れられ比叡山を訪れたことがきっかけで出家。昭和55年と昭和62年に千日回峯行を2回満行。延暦寺長寿院住職。昨年逝去(行年87)「ただ自然に」「こだわらなければ、自然に心おだやかになる」いい言葉、美しい姿ですね!

  • 特攻隊で仲間の死を見送る。株屋をしても大暴落で借金を背負う。結婚1ヶ月後に妻が家出、その後遺書も無く自殺。
    1日4万7000歩。一日が一生。どんな一日でもどこで断ち切られても自分の一生だったと言える一日を。

  • 一日が一生。ただ自然に。

  • B188.42-サカ 100122514

  • 究極の修行を2回も成し遂げた人のひととなりが分かる。

  • かなり落ち込んでいた時期に、父が写真展の賞状と供についてきていたので読んでいたら涙がでました。千日峯行のテレビも見ましたが大変感動的なものでした。

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著者プロフィール

■酒井 雄哉(サカイ ユウサイ)
天台宗の僧侶。1926年、大阪府生まれ。
太平洋戦争時、予科練へ志願し特攻隊基地・鹿屋で終戦。
戦後、職を転々とするがうまくいかず、比叡山へ上がり、39歳で得度。
7年かけて約4万キロを歩く荒行「千日回峰行」を1980年、87年の2度満行した。
天台宗北嶺大行満大々先達大阿闍梨、大僧正、比叡山飯室谷不動堂長寿院住職を務めた。
2013年9月23日、87歳で入滅。

「2019年 『人生を楽しく過ごしなさい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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