魔法使いの召使い (ガガガ文庫 く 1-14)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094515527

作品紹介・あらすじ

ただの人間です。不器用だけど頑張ります!

両親を亡くし天涯孤独の身となった少女、ビアンカのもとに届いた差出人不明の一通の手紙。それは、とある家で召使いとして働くよう彼女に促す手紙だった。わらにもすがる思いから、その手紙に書かれた手順通りに従ったビアンカは――なんと、異世界へと飛ばされてしまう!
しかも、働き口を紹介されたその家は魔法使いの家だった……。日がな一日研究ばかりしている尊大で気難しい魔法使いのエルヴィンと、小言は多いが面倒見のよい家政婦のメーネ。
そんな二人のもとで暮らしはじめたビアンカだったが、生来の不器用さが災いしての失敗の連続にメーネは呆れ気味。そこで、面倒くさがり屋のエルヴィンは、自身が編纂した魔法辞典をビアンカに手渡し、一時的に魔法を使うことを“許可”するのだが、やがて彼女は魔法界全体を揺るがすような大失態をやらかしてしまう……。

人間でありながら魔法使いの召使いとなった少女、ビアンカの失敗と成長の物語。

感想・レビュー・書評

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  • じゃがいも

  • ある魔法使いのドジな召使いのお話。
    家事をさせれば何枚ものお皿を割り、出かけた先で魔法を使えば大失敗!とうとう裁判にかけられるような大事件を巻き起こし・・・

    チートな能力を持つでもなく、才能もなければすばらしい道具もなし。そんな召使い”ビアンカ”のお話。

    登場人物たちの時代がかった言い回しがなかなかよかったです。

  • 童謡のようなファンタジー。主人公のあまり使えなさにイライラした。皿洗いをさせては皿を何枚も割り、庭仕事をさせれば雑草以外も引っこ抜き、掃除をさせれば調度品を何枚も割る。「一生懸命やってるのに」という体裁だけれど、仕事をさせてる方はたまったものじゃない。度を超した主人公のノロさにイライラする。あまりにも不注意。もっと身の回りのものに気を配れ、分からないなら聞け、自分の判断で勝手をやるな。「私でも役に立つと証明してみせる」的に気をつけろと言われたばかりの魔法を使い世界を混乱に陥れるところなどは、その思考が手にとって見れるようで見ていられなかった。悪気がないからといって何でも許されると思うな?全体的に主人公の一生懸命なドジさを許容する話なので、合わなかった。私が新人の頃に読んだら共感したのかなぁ。

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