ボーパルバニー #2 (ガガガ文庫 え 1-8)

著者 :
  • 小学館
4.00
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 25
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094516067

作品紹介・あらすじ

首切り兎、再び。入り乱れるは血と硝煙。

ある傭兵部隊が盗み出した30億円相当のダイヤモンド。
正規登録されていない違法ダイヤモンドを現金に換えるべく、彼らがダイヤを輸送している途中に事件は起きた。
バニーガールの強襲。つまり呂商会の介入。
一刻を争う傭兵部隊は、日本に人員を派遣し30億円を抱える男との連絡をとる。彼もまた、バニーガールに執着する謎の男だった――。
その他様々な組織が入り交じり、この大きな山をかすめ取ろうと跋扈する。

ダイヤと金を巡る混沌が、再び世界に首切り兎を呼び込んだ。戦いの空気が、最凶の兎を世に放つ。

巫女、カウガール、チャイナ服。そしてバニー。
各組織が持つ、最強の戦闘員同士の戦いが幕開き、大金を巡る四組織、四者四様の殺し合いの火蓋が切って落とされる。詐欺、裏切り、だまし討ち。さらに血と消炎が吹き荒れて、全てが過ぎ去った荒野にはきっと何も残りはしない。ただ、栄光と欲望の残り香が彼らの死体を包むのみ。
果たして本当の勝者は誰なのか――。
セックス&バイオレンス第二弾。

イラストは、ライトノベル、ソーシャルゲームなどで活躍中の中原。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前巻に比べると本巻には物語まで付いている。ただし訳の分からなさが無くなってチョッと残念でもある。更には結末も予測可能で小さくまとまっちゃった感がぬぐえない。勢いだけでやりっぱなしでも、説明もなく理屈もなくても、ただ在るモノは、それだけで十分魅力的なのだけれど。

  • 呂、ラスネイル、灰人の3陣営とその間を行き来するキャラが入り乱れるドンパチが最終的にああいう形に収束するのはやはり江波光則だなぁと。ラストの爽快感がたまらん。呂小丑やトーラス・ザ・ジャッジ等の前巻の内容も踏まえてるシーンにニヤニヤさせられるし悪党どもの生き急いでる闘いが魅せる魅せる。ラスネイルとグレイの扱いがアレだったのは心残りがあるな。どいつもこいつも命を大事にしないのだけれども、プリーストの(褒めてくれる対象が死んでいようとも)承認欲求のために命を張れるみたいなのが特に、こう、グッときてね。

全2件中 1 - 2件を表示

江波光則の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×