弱キャラ友崎くん Lv.4 (Lv.4) (ガガガ文庫 や 2-4)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094516838

作品紹介・あらすじ

こんなの無理ゲー?弱キャラvs女王再び!

人生で一番濃密だった夏休みが終わり、2学期。
俺と日南は少しだけ関係性を変えながら、それでも一緒に人生攻略を続けている。
さて、2学期はじめのイベント、球技大会。
日南から出された新たな課題は「やる気のない紺野エリカにやる気を出させること」。紺野エリカといえば、あの旧校長室で啖呵をきって以来、まともに言葉も交わしていない。だってこわいし。
俺はクラス内の観察を通して、紺野エリカに通用する「武器」を探すが――?

ボス戦再び!? 大ブレイク中の人生攻略ラブコメ、待望の第4弾!

感想・レビュー・書評

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  • たまちゃん!!!

  • 【再読】次のイベントは球技大会。友崎の新たな課題は"紺野エリカグループにやる気を出させること"。クラス内の観察を通じてその方策を探る友崎だが…。優鈴を中心とした人間関係を描く回でした。『空気』を動かして、他人の行動を変える。クラスという小さなコミュニティで毎日顔を合わせるからこそ、そういうスキルが重要になるのかな。あと「努力のコスパを上げること」という発想にはなるほどと思いました。それにしても、友崎が動き始めてから色んな人が変わっていってますね。そんな友崎の言動は ”たま"にどう影響するのか。次回に続く。

  • 友崎君が少しずつ独り立ちしはじめてます。頼もしく読めます。正直、日南に指導されながら成長していくのを見るのはあまり楽しくないので。 
    今回は紺野グループの泉と球技大会で盛り上がるように頑張るお話し。時々出てくる菊池さんのとこで表現がおかしくなるのがとても好きです。天使の羽衣とか万病の薬って…。あと、いくらなんでも図書室発生しないし。

  • 菊池さんが今回縁の下の力持ちのように影で支えている様子が良かったこと、今回展開からつなぎの話のように感じたので次巻どう話を展開していくか楽しみ。

  • これ筆者リアルやったことがあるのかな・・・
    人真似がリアルというか。

  • ラノベやマンガ、アニメなどでなんとなく呼び捨てにできないキャラクターがいる。
    本作に於いては菊池さんである。
    つまり、何が言いたいかと言うと、菊池さんが尊い。

  • ぬるい展開の球技大会、中村のサボリのエピソード。
    主要キャラたち、泉が特に頑張り、キャッキャウフフのハッピーエンドを迎える。はずが、残り60ページで闇展開をみせる。
    変則的な展開だが、300ページ分を逆説的な前説とするとは結構面白い。
    順調に巻を重ねているからできるのかな。

    友崎くんの仕掛けた空気操作に踊らされたことに気付いた紺野の怒りは、平林さん→たまちゃんへとぶつけられていく。
    友崎くんや泉は、自分たちが真の原因を作ったことの認識をはっきりとは表明していない。

    思うに、スクールカーストに、弱者救済、自浄作用など期待してはならないな。
    日南も、たまちゃんが標的に代わっても、直接的な対抗策を打たずに間接的な空気操作に忙殺されている。男子のトップカースト、水沢らは全く関与すらしていない。
    平林さんも、たまちゃんが標的に代わったとはいえ、このままでは救われないよなあ。
    (菊池さんが狙われたら、俺は全力で止める。たぶん)

    次回のメインエピソードになるであろう、いじめ問題をどう扱うのか?

  • 相手の知らない領域を教え合う関係になったことで少しだけ変わった友崎と日南の関係性。
    自分に「人生」のルールを教える日南にも知らないことが有る、教えたい楽しさがあると知り事あるごとに日南に反撃を試みようとする友崎。そんな友崎に触発されてか以前よりも嗜虐的になりつつも友崎の主張に戸惑いを見せるようになった日南
    その変化は表面の関係にはそれ程現れないひっそりとした変化では有るけれど、一方的に日南が友崎を指南する関係ではなくなった二人の様子は見ていて面白い。
    一部分であっても友崎が日南と張り合えるようになったのはそれだけ彼が「人生」において成長できているからだろうね

    そして球技大会に向けて日南が提示する課題はなかなかに曲者だった。球技大会を前にして真っ先にやる気のない態度を見せた女王様タイプの紺野をやる気にさせるなんて、現実の生活でも直面しそうな問題だけに友崎がどのように解決するのか興味深く読んでしまった
    解決のためにまずしたことがRPGさながらの情報集めであったのは何ともゲーマーらしい行動だと笑ってしまったけども

    第4巻は作中で例えられているように、まるでドミノ倒しのように小さな出来事が次々と生じていき、その影響で様々な問題が起こっていく
    友崎に負けて以来、「アタファミ」に熱中するようになった中村に始まり、サボり、紺野エリカ対策、球技大会、告白。そして最後には驚きの事態に発展する
    友崎の影響を受けて少しずつ自分の「やりたいこと」に対して主張するようになった泉が学校に来なくなった中村の為に尽力するあたりの描写は本当に前向きなものばかりで、このまま4巻は明るい展開で終わるのかな?なんて気楽に構えていたのだが……
    確かに「人生」というゲームを学校空間を舞台として扱うならあのような展開だって当然いつかはやってくるものだったのだろうね。それがまさか花火に向いてしまうとは思いもしなかったけど

    それでも第4巻における最大の予想外はやはり日南の不可解な対応か。いつだって正しかった日南のまさかの非効率で理屈の通らない遣り方。中村や平林の問題を前にした時とは明らかに異なる理屈を通そうとする姿勢はどこか危うげ。
    もしかして、まだ語られていない日南がリア充になろうと決心した頃の事情が関わっているのだろうかなんて邪推してしまう

    そういや序盤で新しい小さい目標について触れられたけど、結局4巻では達成できないどころかあまり話題にもならなかったな。この流れだと次巻辺りで花火と秘密共有するのだろうか?
    また、ゆっくりと仲が進展していく友崎と風香が今後どのような関係性になっていくのか次巻も楽しみ。というか、風香を前にすると本当に様々な表現で風香を形容するね。彼女を前にしたときだけファンタジー世界に片足突っ込んでる気がするよ!

  • シリーズ初の巻跨ぎの話です。とはいえ、4巻だけでも一つの物語が描かれていて、満足です。
    ラストの引きは熱く、次の巻への期待が高まります。

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