結婚が前提のラブコメ (2) (ガガガ文庫 く 2-5)

著者 : 栗ノ原草介

• 小学館 (2020年6月18日発売)

作品紹介・あらすじ

早乙女カレン。その恋、春雷のごとく。

“結婚できない人を結婚させる仲人”、白城縁太郎は今日も婚活女子のサポートに奔走している。

とあるイベント婚活で、結衣とカレンの気になる相手がバッティングしてしまう。

ひとつ間違うと、恋の修羅場になりかねない。
縁太郎は仲人として平等に接そうとするのだが――。

「縁太郎、あなたは全力で結衣をサポートなさい。それでようやく、私と対等になるというものですわ」

カレンの申し出は、明らかに自分に不利となるものだった。

縁太郎は改めて思う。

上流階級の世界に戻るべく、金持ちとの結婚にこだわるカレン。
しかし裏腹に、彼女はいつも誰かを優先し、損な役回りを引き受けている。

彼女にとって婚活とは――“本当に幸せな結婚”とは、なんなのだろう。


ぜったい結婚したい系婚活ラブコメ、心が疼き出す第2幕。

感想・レビュー・書評

[芳樹さんの感想 · 2022年11月5日]

表紙のカレンが美しい第2巻。上流社会に返り咲くため玉の輿を狙った婚活を続けるカレンだが、気になる男性を結衣に譲ったり、どこか言動がちぐはぐ。そんな様子を見てきた縁太郎は考える。カレンは本当にお金持ちとの結婚を望んでいるのかと…。それぞれの婚活の様子を描きながら、カレンに焦点を当てた回でした。会員たちに「幸せな結婚」をさせてあげたい、という縁太郎の真摯さがすごく良い。1巻に引き続き、やさしい物語でした。そして波乱を予想させるラストシーン。いよいよラブコメが始まるのでしょう。続きを大いに楽しみにしています。

[togo_aquinoさんの感想 · 2020年7月17日]

ヒロインたちがみんな恋愛下手というのが新鮮に感じました。
そんな彼女たちが自分の気持ちに気付いて、3巻以降の展開が楽しみです

#がのラブ