結婚が前提のラブコメ (3) (ガガガ文庫 く 2-6)

著者 : 栗ノ原草介

• 小学館 (2020年11月18日発売)

作品紹介・あらすじ

仕事と結婚、どっちが大事？

“結婚できない人を結婚させる仲人”、白城縁太郎は今日も婚活女子のサポートに奔走している。

牡丹と駿河野が、すれ違いの末に別れてしまった！
ふたりの間には、婚活における大きなジレンマ――「仕事と結婚」問題が横たわっていた。

頭を抱える縁太郎だったが、そんな彼のもとにも“婚活話”が持ち上がる。

相手は、京の呉服屋の娘。
結婚の条件は――いまの仕事を辞め、婿養子として家業を継ぐこと。

そう、縁太郎もまた、牡丹と同じ問題に直面することになったのだ。

悩む縁太郎。迷走を始める牡丹。
そして、彼の縁談を聞いて、気が気ではない二人が動きだし……？

ぜったい結婚したい系婚活ラブコメ、第3幕。
これはきっと、あなたとも“無縁ではない”物語。

感想・レビュー・書評

[芳樹さんの感想 · 2022年11月6日]

『仕事と結婚、どっちが大事？』駿河野と交際する牡丹と、“婚活話”が持ち上がりお見合いをした縁太郎。「仕事」へのスタンスを問いかけられ、まさに人生の岐路に立つ二人の姿が描かれる今回でした。仕事と結婚、どちらを選ぶ？それとも両立する？現実でも難しい問題ですよね。さて、結衣とカレンが縁太郎に迫る中、牡丹も参戦ムードを漂わせヒロインレース激化の様相を見せてきた本作。次回まひるママはどう動くのか。この結婚を前提としたラブコメから目が離せません。