- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094522624
作品紹介・あらすじ
落ちぶれ姫君と海賊との商談ラブ!?
交易と学問の自由都市ラーテンで、没落貴族の娘リーザは先祖の蔵書を大学図書館に寄贈して司書となり、ひっそりと生きていた。
だが大学の予算削減に遭ったため、「元海賊」と悪評高い新興商人レンに、貴族出身の妻を持つという名誉と引き換えに、大学に寄付をして蔵書を守ってもらおうと、「商談」に出かける。契約結婚をしようというのだ。
だが、実際に会ったレンはいたずらっ子のような闊達な青年で、「商談」をおもしろがりながら承諾してくれた。
リーザの書庫は守られ、一方でレンはわずかに残るリーザの伝手を巧みに使って貴族相手の市場に食い込んでいく。婚約期間として同居するふたりだったが、レンは意外に紳士的で、リーザに関係を強要することはなかった。不幸な姫君に結婚を無理強いした元海賊の悪徳商人、と世間からは見られているレンだが、実際はもっと優しく誠実で、リーザは次第にレンに惹かれ、心をひらいていく。
結婚式の準備が進められる中、ある日レンは、ラーテン市議も務める大商人ヘイシングの告発を受け、海賊と協力しているという容疑で拘留されてしまい…!?
恋と冒険がたっぷりのロマンスです!!
感想・レビュー・書評
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唯一残った古書を大学図書館に寄付した主人公。
しかし図書館の現状維持が難しくなり
自分を売り込みに。
売り込みに行く主人公もすごいですが
下調べもして買う男もすごい。
出会いが出会いなので、これもまたあり?w
元執事見習いも出てきて、性格が違いすぎて
うわぁ…という感じです。
好みが分かれる、とかいう問題ではなく
この性格についていける人がいるのか。
忠誠をささげられたら、有難いかもしれませんが
これは融通がきかない。
ただの会話だと思ったものがフラグになっていたり、で
ひっかかり箇所はすべて回収、な最後でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
くまのさんのイラストが本当にすてきで(*´Д`)ハアハア キャラクターもストーリーもすごく引き込まれます。
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貴族の家が没落して笑わなくなった主人公と、元海賊という噂のある商人の恋愛もの。
二人の心が徐々に近づいていく過程は面白かった。
ただよくわからないところが多い(商人の性格とか、夢の話とか)。
気にしなければ楽しく読める。 -
前半が面白かっただけに、故郷の再生や、文庫の話が放置されてしまったことなど、後半の展開の詰めがあまくて、残念。
続刊で、結婚と故郷の再生の話など、欲しいな。
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