実践版 孫子の兵法: 人生の岐路で役に立つ「最強の戦略書」 (小学館文庫 プレジデントセレクト す 1-1)
- 小学館 (2016年11月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094700138
感想・レビュー・書評
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孫子の兵法を知らなくても、無敗の軍師である孫子が何を考えどう実践してきたかを解説しながら、実社会でどう実践的に活用するかを説明した本。とても面白かった。勝敗は自分以外の要素で決まるから、相手に実力を発揮させない、過去の敗者から学ぶのが重要で、戦うことではなく勝つことが最終目標であることを肝に免じること。勝てない勝負はせずにタイミングを見計らう、敵の不備につけ込むこと。時間の価値は機会の大きさで測ること。そして、とにかく危機感を持つことが大事なんだと理解しました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1回目20190710
負けないことを一番大切だと考えている。
戦うのは勝てる時だけ。不利な時はやめる勇気を大胆に発揮する。
ありのまま。ではなく、優れた定石をまず学ぶ。
敵とは新しく始めること。その新しく始める事柄の情報を限界まで集める。
勝利のチャンスを待つため、失敗をまず避ける。敗者の教訓、まずそれを避ける。
失うものをイメージすると、人はすぐに動く。つまり、ポジティブリストで人は変わらない。失う恐怖と不安を利用して自分を突き動かす。
勝負をかける前に、勝つ条件を一つでも増やすことが孫子の流儀。
1.彼我の戦力を検討した上で、戦うべきか否かの判断ができること。
目的は勝利であり、戦いを始めることではない。
2.兵力に応じた戦い方ができること。
戦い方は現代で言えば、始め方。
3.君主国民が心を一つに合わせていること。
同じ目標を持つ味方を増やすこと。
4.万全の態勢を固めて、敵の不備につけ込むこと。
5.有能なパートナーを選ぶ。
優れた人に助言を仰ぎ、素直に準備を行う。
戦うことなく、目標の達成を狙う。
正しい判断力がある状態か常に自分を確認する。
勝ち易きにまず勝つ。それを続けて成長する。ビジネスでは弱いものいじめも立派な戦略である。
ライバルを味方にして、勝つ方法を考案する。
依存する者は敗者となる。
依存を脱する五つの方法
1.万一の場合へ別案を用意しておく。
2.前日までにリスクを限界まで解消しておく。
3.目標を複数持ち、並行して追いかける。
4.早く着手して、リスクを事前にあぶり出す。
5.一つではなく、いくつも強みを持っておく。
依存はもろさ。もろさを克服し、周囲に信頼される人間となる。
自己を過大評価せず、多くの準備を行う者が勝つ。
一点や感情論ではなく、多面的に優劣を比較する。
個人に過度の期待をかけず、チーム全体で勝利する。
激しい怒りで、視野が狭まることを防ぐ。
肉体と精神の健康のため、選択肢を一つでも多く見つける。
機会のない時間に、機会に近付きつかむ力を蓄えておく。
機会を探し発見すれば、人生は再び光り輝く。
人生を時間効率ではなく、機会効率で考える。
これからも孫子の他の書も読み、学んでいきたい。
2回目20210327
*負けないことが一番大切。
不利な時やめる勇気を持つ。
優れた定石をまず身につける。
敵=新しく始めること。その情報を全て集めておく。失敗をまず避ける。
失うものをイメージすると人は行動する。
戦うとなく、目標達成を狙う。
正しい判断力がある状態か、常に自分を確認する。
問題を起きないようにすること。始まる前に大差をつけておく。
勝ち易きにまず勝つ。それを続けて成長する。
依存から脱却する。
そのためには備えをする。事前にリスクを解消しておく。目標を複数持ち、並行して追いかける。早く着手する。複数の強みを育てておく。
自己を過大評価せず、多くの準備を行う者が勝つ。
個人に過度の期待をかけず、チーム全体で勝利する。
選択肢の多さとは、すなわち強さである。
怒りに呑まれない。
間接的アプローチ戦略は孫子の真髄。敵を驚かせる要素を強みにする。充実した敵の備えに正面からぶつからない。自分の意図を相手に悟られることは不利である。
相手が心を開くと、言葉は何倍も浸透する。
伝え方を変えることも良い。
目的を手段に適合させる。つまり、できることから目的を設定することが大切。
常に目的を銘記する。
最寒距離を選ぶ。
最も相手の抵抗が少ないコースを選ぶ。
予備目的への切り替えを許す。
勝利の定義を変えると、目の前の壁が消える。
機会のない時間に機会に近づき掴む力を蓄える。
主導権を手に入れることに最大の努力を注ぎ込む。
優れたリーダーは短期決戦で勝つべきと指摘している。
機会を活かすことを上手になる。
トップは視野を広げ、複数の点を改善すべき。
上司が明確化すべきこと。
目標、越えるべき壁、倒すべき敵を作る。
孫子をよく読もうと思える。本書だけではなく他の解説書も手に取る。