謎解き伴大納言絵巻

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  • 小学館
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784096262214

感想・レビュー・書評

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  • 誤り多すぎなので修正。BS歴史館「日本のフィクサー・藤原氏」で伴善男冤罪の話をやってて、絵を見た人たちが「こいつが真犯人なんだ」って指した人物の絵が薄くなってるという話が面白かったので読んでみた。作者の黒田先生はかなり熱い人で、あくまでも絵巻の謎解きであって史実をまぜこぜにしてはいかんと、のっけから怒られるのでそれは置いといて。主題の謎解きも面白いけど、絵に描かれたままを読みとってクリアに解説してくれる、観賞に最適なガイド本で、絵巻をじっくり見たくなった。訂正)ボストン美術館展で観た平治物語絵巻とちょと混同。

著者プロフィール

1943年生まれ。東京大学名誉教授。文学博士。専門は日本中世・近世史、絵画史料論・歴史図像学。著書に『源頼朝の真像』『国宝神護寺三像とは何か』『洛中洛外図・舟木本を読む』『豊国祭礼図を読む』『江戸図屏風の謎を解く』『江戸名所図屏風を読む』(以上、角川選書)、『岩佐又兵衛と松平忠直 パトロンから迫る又兵衛絵巻の謎』(岩波現代全書)、『増補 姿としぐさの中世史 絵図と絵巻の風景から』(平凡社ライブラリー)など多数。

「2020年 『岩佐又兵衛風絵巻の謎を解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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