日月巡礼 出羽三山

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (84ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784096822999

作品紹介・あらすじ

聖地・出羽三山の「奇跡」が溢れる写真集

世界が注目する「自然」と「信仰」が息づく聖なる地「出羽三山」と十年にわたり向き合い、撮影した「奇跡」に満ち溢れる英訳付きカラー写真集。同時多発テロを自宅で目撃した写真家・稲田美織氏が世界中の聖地へ巡礼に旅立ち、辿りついた究極の聖地。
「私は、この出羽三山で感じた神さまと山と人々の関係が、とても素敵だなと思ったのです。 短い夏の間、あらゆる生命が次世代に命を繋ぐため、精一杯生きているその姿はエネルギーに満ち溢れています。台風の前など、月山から雲が飛天や龍のような姿で、天に飛び立ちます。珍しいブロッケン現象にも出逢い、人々がそこに神仏を感じたことは、自然なことだと思いました。羽黒山は現世、月山は死後の世界、湯殿山は来世と言われ、三山を巡ることは、江戸時代には「生まれ変わりの旅」として、広がりました。山伏の方々は現世の自分を葬り、白装束をつけて山で無心に修行し、天地のエネルギーをいただき、擬死再生によって、新しい自分に生まれ変わるのです。この写真集には美しい奇跡の自然現象、そして祈りの美しさを、沢山納めさせていただきました。是非、ページを開いて、出羽三山の気を感じてください」(稲田美織)

感想・レビュー・書評

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  • 山形のスイデンテラスというホテルのライブラリに置いてあった写真集。
    梅雨明けすぐのタイミングで来たけれど、初夏の山形は稲の若い緑、山の深い緑や、刻一刻と変化する空の色など、全ての色が鮮やかでとても気持ちがいい。
    南の島ばかり旅行に行っていたので、むせかえるような草の匂いがこんなに心地よかったのか、ということを改めて思い出せたところもよかった。
    冬も絶対きれいだろうなあ。冬の銀山温泉、行きたいなあ……

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著者プロフィール

写真家。1985年多摩美術大学卒業。91年まで東京都千代田区一橋中学校にて美術教員を務める。その後拠点をNYに移し、フリーの写真家として活動。世界中の美術館・ギャラリーにて作品を発表、個展を開催。01年のNY同時多発テロを目撃したのをきっかけに世界中の聖地を撮影。ネイティブアメリカンの聖地からマヤ遺跡、ギリシャ、トルコ、アンコールワット、イスラエル、パレスチナ、ウクライナ、そして伊勢の神宮へ辿り着く。
05年より伊勢神宮式年遷宮の撮影を開始。MOMA、NY工科大学、イスラエル美術館などで開いた展覧会も好評。著書に『聖地へ』『水と森の聖地、伊勢神宮』(ランダムハウス講談社)。

「2013年 『伊勢神宮 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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