- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784097250968
作品紹介・あらすじ
室井滋&長谷川義史が贈る、あったか絵本!
「でもね、会えない分、思いは強くなるんだよ」--
ベストセラー絵本『しげちゃん』のコンビ、女優・室井滋さんと絵本作家・長谷川義史さんの最新作!いま届けたい、大切な人を想うピュアな気持ちを、柔らかであたたかい色彩で描き出しています。
かけがえのない大切なかたへの贈り物にもオススメです。
コロナ禍は、一番会いたい人に、相手を思えば思うほど会えない、会うのを躊躇するという、これまでにない状況を生み出しました。そうした中で、この絵本は誕生しました。
「○月×日 日よう日 晴れ
ボク、赤いカーネーションを一本買った。
お花やさんのおばさんはピンク色を一本おまけしてくれたよ。
ひまわりホームにいる
ボクのおばあちゃん
よろこぶかなあ?」
そんなケイちゃんの絵日記から始まる物語。ママからは「ホームへしばらく行っちゃダメ!」と言われますが、ケイちゃんはおばあちゃんに会いに行きます。
ケイちゃんは無事におばあちゃんに会えるのか。ドキドキの先に待っているのは驚きの展開。そしておばあちゃんがケイちゃんに語りかける言葉には、人生で大切にしたい想いが詰まっています。
【編集担当からのおすすめ情報】
コロナ禍は子供たちにはどんなふうに見えているのだろう。将来の見えない不安に苛まれているのはきっと大人だけではないはず。友達と遊んだり、おじいちゃんやおばあちゃんと会うのもはばかれる今、子供たちにちゃんと「繋がっている」こと、「心は通じている」こと、何より「いつもいつまでも愛している」ことを伝えられたらという思いから、室井さんと長谷川さんに絵本のお願いをしました。
長谷川義史さんといえば、『パンやのろくちゃん』や『いいからいいから』をはじめ、ダイナミックであたたかみのある絵が魅力ですが、今回、その魅力はそのままに、新たな挑戦をして頂いています。ガラスペンで描かれた絵は繊細であたたかく、少年とおばあちゃんの心の中が胸に染み込み迫って来ます。そして絵日記部分はクレヨンで。ページをめくるたびに発見と驚きのある絵は一見の価値あり。いつまでも手許に置いて読んで頂きたいと思います。
子供へのプレゼントにはもちろん、大切なかたへの贈り物としても喜ばれると思います。ぜひお手に取ってご覧ください。
感想・レビュー・書評
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コロナ禍の今、会いたくて会いたくてたまらないのに、なかなか会えない。
本当は寂しくてたまらないけど、「待つ時間がいいのさ」と、「何十回会うより、たった一回を覚えてることもあるだろう?」と、勇気づけてくれるおばあちゃん。
みんなそうやって、なんとか心を奮い立たせ、この苦境を乗り越えようとしている。
がんばった先にはきっと自由に会える未来が待っているから。それを信じて。
室井滋さんのお話しと、長谷川善史さんの味わいのある絵がぴったりと融合した優しい絵本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
室井さんがまた素敵な絵本を作ってくれました。
手書き風な絵と文字。
まさか、糸電話が出てこようとは!
『しげちゃん』も大好きです。 -
男の子のまっすぐな気持ちにグッときます。
おばあちゃんの会えない時間の考え方も
大切にしたい事だと思う。 -
大人になって初めて買った絵本です。
「会えない分、思いは強くなるよ。」
家族や友人恋人。
いつも会えることが当たり前ではない。
大切な人と会えない時でも、繋がりを感じられる1冊でした。
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文字のよさ。を感じます。
ないようはもちろん
子供の文字の不格好なかわぃらしさ
その他の文面の文字の柔らかくて
優しくて すらりとした感じが
とても好みです。
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おばあちゃんのこと、大好きなんだなぁという気持ちがすごく伝わってくる。おばあちゃんの素敵なアイデア、現実にこんなことができたら、、、心温まる
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男の子、施設にいるおばあちゃんに会いたいけれど今は会えない
何度も通うけれど中に入れてもらえない
窓の外でおばあちゃんと糸電話でやりとりをする
コロナ時代の絵本、増えてきたなぁ。 -
優しい僕けいちゃん!
絵本、日記風に、そして、小さな子どもが、一生懸命書いた字体風に、子どもらしさ一杯の絵!
おばあちゃん大好きなボク!
おばあちゃんが心配で心配で、学校の帰りにホームへ 走る!
糸電話の楽しさ!
昭和の懐かしい古きよき時代を、そしてその前の話も……
素直に聞いてくれる優しいボク!
四つ葉のクローバーの幸せを運んでくれる。
ほんわか、祖母と孫の心の繋がりが、とても暖かく感じる絵本だった。 -
1月 3-2
静かに聞いてくれました。 -
室井滋さんと長谷川義史さんの絵本は何冊目になるのかな?入院中のおばあちゃんに会いに行くけど、中に入れないケイちゃん。糸電話での会話。素敵!