- Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
- / ISBN・EAN: 9784097252290
作品紹介・あらすじ
夕焼けは喜びも悲しみも包み込む だんだんと沈みゆく太陽を背景に、ジャングルジムで遊ぶ男の子、悔しくて石を蹴る女の子、買い物帰りの親子などが描き出されます。それぞれのシーンのいろいろな感情を、夕焼けがやさしく包み込み、誰にでも静かな夜がやってきます。 【編集担当からのおすすめ情報】 ページをめくる度に少しずつ沈んでいく太陽が印象的な、静かに噛みしめる雰囲気の絵本ができました。昭和初期を思わせるような少しノスタルジックな絵で展開する、ザ・キャビンカンパニーの新境地。贈り物としてもいいかもしれません。
感想・レビュー・書評
-
くうきがひんやり、というところから秋を感じる。
ゆうやけに とけていくもの。
おもいでだったり こぼれた涙だったり
しゃぼんだまのうたも…。
絵がことばと相まってとても美しい。
表現もきれいだと感じる。
そこここで いきる ひとびとの
きょういちにちの よろこびと かなしみが、
ひとすじの ひかりと なって、
そらに とろとろ とけていく。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
金色に染まる夕焼け空をバックに、人々(とりわけ子どもたち)の夕方のひとコマひとコマを、見開きで大きくゆったりと描きます。夕陽の光って何故こんなにやさしいのでしょう。そして、日が沈みきって、満天の星空に交代するまで…ため息が出ますね…。日頃、いつも忙わしい夕方ですが、たまには夕焼けを少しでも眺めたいものです。
-
とにかく色が美しい
様々な人の夕方の情景が切り取られ
最後は夕焼けにとけて
美しい夜空が広がる
本当にきれいで、家に置いておきたい -
その日にあった人それぞれの出来事や喜怒哀楽の感情を全て優しく包んで緩やかに消化してくれる夕暮れ時は、『ゆうやけに とけていく』という表現がしっくり。
誰かの汗やふくれっつらや思い出や涙がとけた美しい夕焼けは、やがてキラキラ瞬く満点の夜空へと変わる…。普段の生活の夕方はバタバタと慌ただしく過ぎ去っていくけれど、この絵本でノスタルジックに描かれたかけがえのない今日という日の終わりをゆっくり味わえた。
7歳の息子の反応を見ていると、小学生にはまだこの夕方の感じを心で受け止めるには早いかもしれないなぁw -
8歳11ヶ月の娘
5歳11ヶ月の息子に読み聞かせ
ゆうやけって
綺麗だよねえ
マジックアワー好きとしては
興味深い。
この引き込まれる絵も
ほんと素敵
どの場面も美しい
遠くから眺めて
飾っておきたい -
夕焼けの絵が魅力的。夕焼けに映る様々な営み、いろんなことがきっとあっただろうそんな一日の終わりの情景が夕焼けにとけだしていきます。
おやすみなさい。 -
夕方の描写
-
ジャングルジムで遊ぶ男の子、悔しくて石を蹴る女の子、買い物帰りの親子…。だんだんと沈みゆく太陽。それぞれのシーンのいろいろな感情を夕焼けがやさしく包み込んでくれる。そして誰にでも静かな夜がやってくる。
色も絵も印象的で素敵。特に夕焼けのオレンジ、その光を受けたものたち。夕焼けがどんなことも受け止めてくれる。夕暮れと夜、そしてもうすぐ来るであろう朝…。時間の流れは雄大だな。 -
ことばも絵もきれい、素敵な絵本です。
文章短め。 -
ふむ