ヒミツのかいだん (ぴっかぴかえほん)

著者 :
  • 小学館
2.83
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本棚登録 : 98
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097253044

作品紹介・あらすじ

時を超えた廃校ノスタルジー

2015年からスタートした『小学一年生』発の絵本企画ぴっかぴか絵本シリーズ32作目。
田島先生は、「ちからたろう」、「とべバッタ」などの作品で知られる絵本界の大御所的存在。他社からの複数依頼が重なる中、企画意図に共感いただき、1年の打ち合わせ、制作期間をかけ実現した企画です。
本作品は、国際的な芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」において2009年に“空間絵本”として再生された新潟県十日町の鉢集落の廃校(現「絵本と木の実の美術館」)が舞台になっています。実在した生徒がモデルになっています。子ども達の思い出を食べるおばけ、トペラトトと彼らの物語です。世界を侵蝕するグローバリズムに対し、地域に根付く絶えなることのない活き活きとした魅力が表現されています。


【編集担当からのおすすめ情報】
日本を代表する絵本作家と称される田島先生の絵画表現は、力強い生命の輝きに満ちています! 本物のアートに触れ、頭だけでなく心で作品のパワーを体験してほしいと思います。

感想・レビュー・書評

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  • 階段を登ったら枝豆みたいなのがいておもしろい

  • 6:0

  • トペラトトが妖怪なのか妖精なのか物怪なのか謎すぎて、謎は謎のまま、読者に委ねられます。
    トトロの“まっくろくろすけ”を彷彿とさせます。

    「おれもトペラトトに会いたいなって思った。おれも、トペラトトが好きだなあっておもった。どんどん階段が長くなっていくのにびっくりした。郵便屋さんはトペラトトとなかよしなのかなあっておもった」

  • 2019.10.25


    トラペトトはなにかのメタファー?
    子供の頃って、暗い、どこかへ通じる場所が怖かったけれど
    それと同じくらい非日常にドキドキしたな

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著者プロフィール

1940年、大阪府生まれ。幼少年期を高知県で過ごす。多摩美術大学卒業。『ちからたろう』(ポプラ社)でブラティスラヴァ世界絵本原画展〈金のリンゴ賞〉を受賞し、以降『ふきまんぶく』(福音館書店)、『とべバッタ』『オオカミのおうさま』(共に偕成社)などで多数の絵本賞を受賞。2009年、新潟県十日町の廃校を丸ごと空間絵本にした「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」開設。2019年、ハンセン病回復者の国立療養施設がある瀬戸内海の大島で「Nさんの人生絵巻」を制作。

「2023年 『たべるぞ!たべるぞ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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