英語と中国語 10年後の勝者は (小学館新書 441)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098254415

作品紹介・あらすじ

私たちが知らない、言語の覇権争い! 国際情勢のさまざまな局面で主導権を争うアメリカと中国。一方、言葉の世界でもそれぞれの母国語である英語と中国語が、熾烈な戦いを続けていることは、あまり知られてはいない。 両国内のみならず、ヨーロッパ、アジア、アフリカなどを舞台に繰り広げられているその争いに、現代の日本人はどう対処すべきなのだろうか?著名な国際ジャーナリストの筆者が、膨大なデータと綿密な取材を駆使して、10年後の言語の覇権の行方を、大胆に予測する。

感想・レビュー・書評

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  • 覇権争いは軍事力、経済力による「シャープパワー」対して言語や文化などを広める「ソフトパワー」
    実はこちらの方が時間はかかるが効果は絶大だと思う。
    世界共通語といえる英語の地位は揺らぐことはなさそうだが、中国語もこれからどんどん広まるのは間違いないだろう。

  • 第1章 セレブ間に巻き起こった中国語学習ブーム(15年後、われわれは中国語を話しているかもしれない/ネイティブの数で比較すれば中国語の勝ち ほか)/第2章 アメリカ人より多い中国人が英語を学ぶ(オンラインの英語授業はゲームから始まる/北米のネイティブに学んで1回約3000円は高いか安いか ほか)/第3章 世界に自国語を売り込む中国(孔子学院の教師はなぜ狙われたのか/シャリフ首相は徹底捜査を指示 ほか)/第4章 英語が変える世界と日本(英語が強くなった理由は英国、米国の国力だった/アジアの英語強国、フィリピンは国民の9割が英語を話す ほか)/第5章 日本語は役に立たなか言語になったのか(世界10位前後の言語だが普及は個人レベルの努力に依存/朝5時から夜9時半までの授業 カンボジア ほか)

  • 「英語と中国語10年後の勝者は」五味洋治小学館新書2023年。

    以下ネガティブなコメントです。なんともモヤモヤする内容。結論は今後の子供は両方やらんといかんと言う事。

    社会人の自分の英語・中国語勉強には役に立つ情報はなかった。

    知らない情報はもちろんたくさんあったが、大枠は他の中国ウォッチャーの書き方と同じだった。

    ・中国の経済発展で中国語学習熱が高まる
    ・中国国内の英語学習塾の勃興と衰退
    ・落ち目の日本と日本語学習者の減少
    ・日本の学生の英語学習の新事例

    テキストなど指導方法の充実した中国企業の英語学習塾は、中国人の奥さんがいる筆者ではないと普通の日本人には利用難しい。そもそも円安で元払いは安くはない。更にその企業自体も中国政府の規制強化で、教育事業を縮小して業種を変えようとしているとの事で、この本で紹介されても今後の参考にはならなさそうな話だった。。。

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著者プロフィール

五味洋治:1958年長野県生まれ。82年早稲田大学第一文学部卒業。83年東京新聞(中日新聞東京本社)入社、政治部などを経て97年韓国延世大学校に語学留学。99~2002年ソウル支局、03~06年中国総局勤務。08~09年、フルブライト交換留学生として米ジョージタウン大学に客員研究員として在籍。現在、論説委員。主に朝鮮半島問題を取材。著書に『朝鮮戦争は、なぜ終わらないのか』(創元社)、『金正恩 狂気と孤独の独裁者のすべて』(文藝春秋)、『父・金正日と私 金正男独占告白』(文春文庫)、『女が動かす北朝鮮 金王朝三代「大奥」秘録』(文春新書)などがある。

「2021年 『金正恩が表舞台から消える日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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