0・1・2歳児の心の育ちと保育

著者 :
  • 小学館
4.20
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本棚登録 : 26
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098373260

作品紹介・あらすじ

育児の出発点は見つめあうこと。一と関わりあう力をのばす保育を 赤ちゃんは自分の気持ちをことばで表現することができません。どうしたら赤ちゃんの気持ちをわかってあげられるのでしょうか。まずは、赤ちゃんの顔をじっくり見つめてみましょう。すると、赤ちゃんの思いを探り当てるようなことばがわいてきます。どんな時、赤ちゃんの目が輝くのでしょうか。赤ちゃんが目を輝かして見ているものを、大人も見つめてみましょう。子どもが体験している世界に大人が入っていくことから、共感が生まれ、子どもの心が見えてくるのではないでしょうか。 20数年、公立保育園で保母として働き、いま乳児保育の第一人者として養成校で指導、各地の研究会や母親教室で育児の楽しさをアピールしている著者が、ずっと気になっていた「心の育ち」に焦点をあてて書きおろした育児書です。 授乳、おすわり、はいはい、他児への関心、愛着、離乳食、おむつ、歩きだす、ものの奪い合い、見立てと模倣、一語文の獲得、探索、絵本と紙芝居、欲ばり、いたずら、かみつき、排泄、葛藤……など、具体的な内容は、乳幼児保育のテキストに、また子育ての手がかりに役立つことでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • 言葉に出来ぬものを
    子どもたちの表情は
    語っている。
    その表情は
    どんなにみつめても
    みつめ尽くせない。
    谷川俊太郎 子どもの肖像

    子どもが言葉を覚え始め、1語話したら、
    大人は2、3語返してあげる。

    いずれも子どもの立場に立ち、考え、頭ごなしに叱ることは良くない。
    ただ甘やかしも当然良くないのでその加減が大事であり、難しいのだと感じた。

  • 保育経験の浅い保育士さんに向けて書かれたという感じの本で、実際、これから保育を仕事にしようと思っている人には参考になると思う。「寝返りやはいはいをしない子にはこんな遊びを」など、それぞれの発達段階に応じた遊びのヒントや環境づくりのヒントが示されていたりする。

    私は保育士として働き始めて14年目で、そのほとんどを0・1・2歳児クラスで過ごしてきた。それでも、こういう本を読んでみてなるほどと思うことはあり、折を見て子どもの発達について勉強し直す必要を感じる。

    特に2歳児に関する記述を読みながら、子どもの心の動きはそうか、そうだったんだろうな、なんて思うことがいろいろあった。

    また成長についての記述も

     2歳前半の頃は、自分自身をコントロールできず、走っている時に「止まって」と言われてもすぐには止まれないのですが、ことばの獲得とともに、自分の頭の中で「止まれ」と言い聞かせられるようになると、止まることもスムーズになってきます。(167)

    など、そうだったのか、と思うことがあった。

  • 現役保育士さんにお勧めいただいた本。
    手元に本が届くのがとても楽しみです♪

  • この本を読んでから自分の保育の視点が変わりました。
    目からウロコの一冊でした。

  • 3月6日に図書館で借り、今読み進めています☆
    乳児の保育の仕方や発達の段階が分かりやすく書かれてました☆
    4月から0歳児の担当になるわたしにとっては心強い本になりましたvv

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著者プロフィール

「子どもとことば研究会」代表。20数年間、保育士として勤務の後、お茶の水女子大学などの非常勤講師を経て東京成徳大学、立教女学院短期大学教授を務めた。全国の保育者研修会で講演を行う他、保育や子どもの言葉の育ちに関連する著書を多数執筆している。

「2022年 『保育で! 親子で! 言葉の力や思考力を育む なぞなぞ600』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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