よふかしのうた (18) (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
4.20
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本棚登録 : 322
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098528554

作品紹介・あらすじ

ナズナ、ついに自覚。最終章 突入!! 北海道でのマヒルたちとの別れを経て久しぶりにコウと再会したナズナは、ふと、自身の想いを自覚する__「夜守くんのこと 好き?」吸血鬼が抱いてしまった 新たな感情はコウとの関係にどのような変化をもたらすのか?夜を味わう極上の青春ジュブナイル 最終章!!

感想・レビュー・書評

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  • ナズナの夜守への感情が自覚されだして、結論が今後迫られる。どうなることやら。20巻まで、あと2巻!

  • 久々に「日常」に戻る巻。
    ただ、戻った日常はこれまで描かれていたものとも大きく変化していて、次の決断への準備期間という印象が強いです。
    ひと昔ふた昔前は「非日常からの卒業」という結末をよく見た気がしますが、また違った結末を期待したいです。

    ◆ハツカ
    ハツカ、好きなんですよね。友達感というか、落ち着くキャラです。
    いつぞやコウくんとナズナの関係がこじれかけたときも、ふたりを繋げてくれたのは彼だったような。
    良いですよね。
    ハツカとナズナの「あたしはなんて答えた?」「「うん」、って」「言ってねェよ!!」のやり取りは、小学生かよとちょっと笑いました。
    これと同じような話、小学生の時に聞いた記憶がありますw

    ◆ナズナの気持ち
    遂に自分の気持ちを自覚したナズナ。
    恋心に気付いて、それまで意識しなかった色々なことにドギマギしたり幸せを感じたり苦しくなったり。
    ラブコメ的には美味しいところですね。
    ただ、それで終われない宿命を持っているのが、この物語です。
    「どう生きるか」という話に繋がっていきますからね(「どう死ぬか」は、キクとマヒルくんのテーマとも言えるので、その話はもう無いかな)。
    血液の供給を確保しつつ仕事をして金銭を得る。意外と堅実に、ちゃんと未来のことを考えている、ように見えるナズナ。
    ただ、奔放なナズナらしくない、そしてある意味本作で安定的に生きる吸血鬼らしい生き方で、この先どうなっていくのかなという思いです。
    結論に迷う命題を前に、答えを出しやすいものから答えているのかなという気もしなくもない。
    いずれにせよ、ナズナから見て「普通の生き方」に戻れそうなコウくん(コウくん視点では、実際戻れなさそうという話も出てきていると感じましたが)に対し、なんらか結論を出さなければいけない状況が迫っています。
    そしてそれが本作の最後の結論でもあるように思えます。
    最後まで楽しく読んでいきたいです。

  •  コウとナズナ、二人の関係は結構ヤバいんじゃないの!?で終った17巻から、日常へ戻る。
     でも戻った日常は、以前とは少し変わっているように思える。幼馴染を支えるためとはいえ、コウが学生生活に戻り始めたから。二人の生活のリズムがズレていくのは、ナズナちゃんちでゲームをするエピソードで顕著だと思うけれど、吸血鬼と人間の道は分かたれる、という結論を暗示しているようで少し怖い。
     印象的だったのは、眷属になるということは、片想いでなければいけない、という改めての気づき。そしてコウくんのそんな気持ちへ、「片想いということは、これから先いくらでも好きになってくれるチャンスがある」というエルジー氏の諭し。
     感情にはグラデーションがある、という話をいつかしていた気がするけど、ナズナちゃんの恋愛面が薄いときに吸ってもらうとか、そういう方向じゃあまあ無理だろうなあ....

  • 初版 帯

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