ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ (1) (裏少年サンデーコミックス)
- 小学館 (2023年12月12日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098530618
作品紹介・あらすじ
『チ。』の魚豊が描く、恋と陰謀ーー!! あの人に、好きな人はいるのかなーーあの時話していた言葉の意味ってーー抱いた恋心が溢れるとき、世界を動かす謎に迫っていくーー!『チ。』『ひゃくえむ。』の魚豊が描く、圧倒的新機軸、前代未聞のラブコメストーリー!! 【編集担当からのおすすめ情報】 『チ。』で、信念のために命を賭した人々を描いた魚豊が次に描くは現代日本で「真実を知りたい」ともがく私たちの姿!!この世界のすべては運命か!?それとも偶然か!?気鋭の奇才が描く、唯一無二の"ラブコメ"、必見です!!!
感想・レビュー・書評
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我々は本当に自分の頭で考えているのだろうか?
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自分で全て解釈し結論を出していく危うさを感じた。何度も読み直したい
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キーワードは、「盲目」。
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渡辺を敢えて「何もない」人物にしているのかもしれないが、彼のパーソナリティを描かずに忍び込ませる色々な現代の背景描写が薄いまま1巻が終わってしまった印象。
彼の日常の描写、食事の中身(3食食べているのか?)、家計、家賃、家の場所、間取りの他、街行くモブの会話、街中に溢れる広告、公園を描くならの排除ベンチを出すとか…。
また、そもそもまだ登場人物が少ない上、人物たちの会話や頭の中で巻き起こる一人語り、特に本巻のメインテーマである「恋」に至るまでの描写が短く弱い為、わくわく感が薄い。
もっと彼らにぐるぐる頭を使いながら喋らせてほしい。 -
前作、全前作ほどは一巻の時点ではまだ正直なのはハマり切れてない。
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TBS Podcastのぶくぶくラジオ(2024年2月23日)にて紹介され、読みました。
魚豊さんの作品は『チ。』『ひゃくえむ。』など好きな作品ばかりで、今回のも期待どおり面白かったです✨
チ。は、真理を命懸けで追い求める物語でしたが、今回のは真理とは真逆の陰謀論にハマってしまう、振り回されてしまう話で、2巻も楽しみです。
主人公の渡辺は、コミュ力や、教養、周りに相談できるような人、友達など満足に得られないまま大人になってしまった。
これは、渡辺が努力してこなかったせいだというという自己責任論で片付けることもできるが、それは正しいことなのか。
飯山さんとの対比も見ていて辛く考えさせられる話だった。
頑張れないのではなく、正しい頑張り方、良い努力の仕方を学ばないと、渡辺以外の誰でもこうなってしまうかもしれない。
どこかそう思いながら読んでるから、むず痒くなるというか心苦しくなるんだろうなと思った。
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恋愛も陰謀論と同じように思い込みであるかもしれない。自分が否定された時、受け入れられた時に人は原因を探す。でももしかしたらそれは偶然であり辻褄が合っていただけであり、空論かもしれない。
それでもその偶然のおかげで美しい景色や、世界や感情に触れられるかもしれない。
だからこそ、偶然であるべきだしそれを否定する必要はないと、そう思いました。
キャラクターの役割がしっかりしていて面白かったです。全然漫画刺さってない人に共感できるようにラストシーンに第3社を入れたのもコミカルで面白かった。 -
わーお、チ。とはまた全然違うタイプなんだ。
おもしろいな~~~~~
続きが楽しみ。 -
まだ序章も序章って感じ