明日、私は誰かのカノジョ (17) (裏少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 156
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098531363

感想・レビュー・書評

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  • 夜の街を題材にした漫画の先駆け。
    キャラクターとストーリーに魅力があるぶん、読者への影響力が強かった。明日カノの後を追った内容の作品が増えたなぁ。
    リアルな雰囲気なのにファンタジーのよう。終始誰にも強く共感できなくて、読んでいて恵まれてるなと思ってしまっていた。
    雪の表情が痛いほど美しいかと思えば、シッチィは目を背けたくなるくらい醜かったりもして、コントラストの差がすごい。
    雪が回避型愛着スタイルについて学んでいたのは本当によかった、と嬉しくなった。
    表紙、海の青さと雪のワンピースの白さが綺麗。今までとは違うテイストで、本屋へ入ったら平積みがパッと目に入った。
    完結おめでとうございます!

  • レンタル彼女、ホスト、風俗、配信者。

    お金を欲する理由は人それぞれあって
    皆がそれぞれ“今”を生きている描写が多い点が凄く印象的。

    結局最後は自分が決断しないといけないし、他人への依存がいかに身を滅ぼすのかを何度も何度も色んな人を例にとって描いている。

    例えばスピリチュアル。推し。母親。恋人。

    1つの依存先に固執するあまり、周りが見えなくなるってことはきっと経験している人は多くて、
    じゃあその先はどんな結末になるのか、
    そこから抜け出すにはどうしたらいいのか。

    そんなことを教えてくれる作品。

    1番好きなキャラはやっぱり留奈。
    この作品で1番自分軸を持っていて、最初から最後まで自分の事に責任を持っていてかっこいい。

    反対に同情することしかできないのはゆあてゃ。ゆあてゃが最後まで変われずにいたのは、きっとその場その場の流れで依存先を変えながら、希薄な人間関係だけを築いているからなんだろうな。

    ゆあてゃを見ていると、美人=幸せって定義は存在しないんだよなって思う。

    バッドエンドではないけれど、ハッピーエンドと呼ぶには切ない話だった。

  • 雪も太陽も理解ある恋人のおかげで救われるのではなく、自分の力で一歩進むしかないのは世知辛い
    でもそういうところが明日カノらしくて好き

    後日譚、ゆあだけあの頃から一歩も前に進めていない感じが辛い

  • コロナになる前からコロナが流行ってそして今までの時代駆け抜けた雪のお話
    雪の過去も火傷跡のこともわかったし、雪があの仕事をしていた理由が母親の愛情不足によるものだったとかいろいろ回収された巻だった。漸くおわったなあとも思うし、他のこのその後(個人的にゆあ)も知りたかった。他の子達はいろいろ前を向いて生きてるけど、雪の元凶となった母親や他の男たちは自分が悪いと思うこともなくそのまま生き続けてるあたり現実的だよね
    整形隠さなくなった、もっと美を追求したい!って子、詐欺ってたのはダメだけど今はちゃんと明言してそのまま進んでて好き。みんな前を向いて頑張れ〜。ゆあてぁは本当心配。

  • ショートになった雪、親の呪縛から解き放たれ軽やかな印象。
    対照的にゆあてゃだけが止まり続けている。

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