警視庁犯罪被害者支援室の女 (2) (ビッグコミックス)

著者 : 六月柿光

• 小学館サービス (2018年8月30日発売)

作品紹介・あらすじ

犯罪被害者に「寄り添う」という任務…！

警察官の夫が謎の自殺を遂げ、その真相をいぶかしながらも
幼い息子・光（ひかる）を一人で育てる主人公・静（しずか）。

大学院で学んだ心理学を武器に
「犯罪被害者支援室」という部署で働く彼女は、
現実の残酷さ・不可解さに打ちのめされながらも
持ち前のまっすぐな正義感と、人を思いやる心を失うことなく
少しずつ成長してゆく…！

「ビッグコミックオリジナル増刊号」にて常に人気上位の意欲作、待望の第2集です!!

【編集担当からのおすすめ情報】
「犯罪被害者の心のケア」という「正解のない難題」に挑む彼女は、
遠回りや失敗を繰り返しながら、一人前の支援員になるべく
努力を続けています。

どうにも理不尽な犯罪。社会のゆがみを感じる昨今のニュース。
それらを完全になくす事はできないけれど、
（事件の陰で、彼女のような方々が影ながら尽力しているのだろうな）と
思っていただくキッカケになれば幸いです。

感想・レビュー・書評

[machinobuさんの感想 · 2021年3月29日]

シリーズ第二弾。
子育てしながら、ひたすら奮闘する新米支援員・六月柿静。

捜査をしたり、犯人を逮捕したりする訳ではなく、ひたすら犯罪被害者に寄り添うと言う、正解の無い仕事。

失敗や遠回りを繰り返し、ひたすら奮闘する彼女の苦悩や戸惑い、そしてやりがいを持つシーンが描かれます。

花束と犯罪被害者等給付金、警察歯科医、クレプトマニア、棘など、9編の作品。
どれも味わい深い作品ですが、特に、上の作品はウルウルが止まりません。