重粒子の旅 ―鼻にガンができた!― (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館サービス
3.43
  • (0)
  • (3)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098602193

作品紹介・あらすじ

泣き笑いの5年間。秘めてきたガン闘病記!

『クマのプー太郎』でもおなじみ、ギャグ漫画家
中川いさみ――実はガンでした。

当時51歳。鼻のおできがガンと診断され
単身、兵庫県で“重粒子線”治療を開始。

担当編集者にも隠し通した(!)約2か月間の
入院生活は……ヒマとの格闘、謎にSFチックな風景の数々、
あり余る妄想、そしてご当地グルメ散歩に満ちていた!?
(神戸牛、姫路おでん、海鮮丼、牡蠣カレー…うまいもの
登場頻度高め!)

笑ってられない現実にも笑いを見出す、ギャグ漫画家のサガが
ここにある。

生きる。描く。生きる。命のふちを旅した、泣き笑いの5年間――
中川いさみが見つめた「生きること」の意味。









【編集担当からのおすすめ情報】
二人に一人がガンになり、三人に一人がガンで亡くなる…
といわれる時代。
本作は、そういった他人事ではない「もしも」の時への
明るい備えになる…だけでなく、「世界から自分がいなくなるかもしれない」
という局面で中川いさみ氏が何を思い、考え、生きたのか――
その独特の目線を通じて、日常の得がたさ、生きるとはどういうことなのか
感じさせてくれる一冊です。

入院中、ヒマを持て余して人通りのない広い道路で
一人ぼっちで縄跳びを満喫したり、
治療のない休日にはせっせと外出してグルメ散歩をしたり、
病室でも連載作の執筆をするために、病室の棚をDIY(?)して
机代わりにしたり……
あくまでも飄々と“いつもの感じ”の中川氏の言動に
思わずクスリとしてしまうはずです。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最初のお医者さんの鼻を全部切ってしまう提案、再発がなくなるから安心ってだけでは私もなかなか受け入れられないだろうなと読んでて思った 乳がんで片胸切ってしまった母のことも良かったんだろうか?と考えてしまった

  • 珍しい(と思う
    鼻の癌で重粒子線治療をしたお話
    中川いさみさんらしいかわいい絵だけど、ご本人は色々思うところがあったのだろうなって感じた

  • 鼻にできたガンを最先端医療で治療する体験談。勉強になる。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1962年生まれ。蟹座。1985年にデビューし、主に不条理ギャグ漫画を手がけ人気を博す。代表作に『クマのプー太郎』、『大人袋』など。『ストラト!』全4巻、『ネッコロCOMIC』、(以上、小学館)が好評発売中。

「2016年 『マンガ家再入門(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中川いさみの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×