風都探偵 (5) (ビッグコミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098602254

作品紹介・あらすじ

累計105万部!仮面ライダーW正統続編!

謎の男からの依頼を受け、
特殊なバルブを製作した老職人の失踪。
その行方を追う中で、再び
もう一つの風都へと迷いこんだ ときめ!!

ブラキオサウルス、リアクター、
ついにその正体を現す 新組織の幹部、準幹部!
裏風都を舞台に今、激戦の幕が上がる――!!

ついに累計105万部突破!
「仮面ライダーW」正統続編最新刊!!

【編集担当からのおすすめ情報】
ついに累計105万部突破!!

DXダブルファングジョーカーライドウォッチ+
『風都探偵』限定ガンバライジングカード+
『風都探偵』イラストペーパーセット付きの
限定版も同時発売!!

巻末には前巻の
鳴海亜樹子役・山本ひかるさんに続き、
あの人のロングインタビューも!!

感想・レビュー・書評

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  • 「おじいちゃんを探して欲しい」という少女からの依頼。これが裏風都を巡る戦いへの引き金となる。準幹部級の二階堂・リアクターとの大熱戦が描かれる『超人r』。彼自身の能力の高さもさることながら、混沌とした裏風都での戦いが見応えあるね。まだまだ謎が多いけど、確実に中心へは近づいている。

    裏風都へ行く手段を探すも己の無力感に打ちひしがれていた翔太郎へ亜樹子が言った「君の奇跡の起こし方は、いつも一つだけでしょ」って励まし方が粋だよね。
    「依頼人のために、後先考えずに走った時…だけだ…!」
    こうして立ち上がるところが翔太郎のカッコよさ。
    ときめも「過去に…負けっぱなしじゃいけないんだ…!」って意志を込めた表情がいいよね。
    彼女の記憶や過去、そこにはおそらく思い出したくないようなつらいことが待っていそうだけど、
    「もし…たどり着いた真実が良くない事だったとしても…受け止めて次に進むだけさ。みんなでな」
    この翔太郎の言葉は心強い。
    それにしても、ラストのあの引きからの尻彦さんは反則(笑)

  • ほんと、仮面ライダーはカッコイイ、と読み手の魂を熱くしてくれる一冊
    テレビ版の魅力である、キャラ、ストーリー、アクション、このバランスの良さが、漫画版でも発揮されている
    これは、並大抵の努力で成る事ではないので、この『風都探偵』の関係者の方には感謝しかない

    新組織との闘いと、新ヒロイン・ときめが抱える謎を解いていく、その二つが絶妙に絡み合う事で、テレビ版とは異なる良さが生まれている
    この(5)では、ときめの過去が、ほんの少しだけ明らかになると同時に、敵の首魁である万灯雪侍の得体の知れなさが発覚している
    幹部クラスは、ときめの事を知っており、各々に、彼女へ異なる感情を抱いているようだ
    彼女の実力を買っているが故に放任しつつも、どこか愛おしく思っている者、劣情を抱く反面で危険視する者、事情を知っているが故に同情している者など様々のようだ
    これから、どのようにして、ときめの過去が明らかにされていくのか、期待している

    もちろん、この(5)でも、仮面ライダーW&アクセルvs敵ドーパントの戦いは激しく、読み手を滾らせてくれる
    今回、街と人を守るために戦う二人の仮面ライダーと真正面からぶつかるのは、リアクタードーパント
    “リアクター”ってのは、あまり聞き慣れない単語で、フィリップ曰く、「炉」であるらしい
    その名に相応しく、リアクタードーパントの特性は、超高熱
    ヒートメモリ以上、と言えば、その熱さと怖さが伝わるだろうか
    しかし、それだけに、使用者にも過度の負担がかかるメモリである
    そのデメリットを解消すべく、リアクタードーパントに変貌する二階堂守、この男が、凄腕の職人に、とある機械に組み込む精密部品の製作を依頼した事から、事件が始まっている
    二階堂が、その職人に何を作らせ、何に使うのか、は(5)を読んで、皆さんに確認してもらうとしましょう
    私だけじゃないと思うんですが、二階堂には好感が持てます
    確かに、仮面ライダーと敵対しています。善と悪、どちらかに分けるのであれば、十人が十人、彼を「悪」と言うでしょう
    しかし、二階堂には、悪としての矜持がありました
    男として、憧れ、敬い、惚れた存在の為に、命懸けで忠義を尽くす、その姿には、ただただ、カッコいい、としか言えません
    もちろん、その二階堂に競り勝ち、大切なモノを一つも奪わせなかった仮面ライダーたちは、もっと、カッコ良い訳ですが
    やはり、この手のヒーローものは、悪役に中身があってこそ、質が上の上になりますね。勉強になります

    また、この(5)で嬉しかったのは、自分の予想が的中した事
    やはり、ブラキオサウルスドーパントは、大男の二階堂ではなく、少年でしたね
    しかし、今回の彼の言動で思ったんですが、コイツ、ほんとに見た目通りの子供なのか?
    メモリの毒素で、外見の成長が止まってるのではないだろうか
    となると、仮に、今後、Wたちと戦闘し、敗北してメモリが破壊された結果、止まっていた時間が一気に彼を襲うんじゃないだろうか
    オッサンになるだけで済めばいいが、ジジィを通り越して、ミイラになってしまう可能性もあるのでは
    まぁ、さすがに、そう簡単に、予想は的中しないか、何度も
    とは言え、このデカすぎる敵に、ライダーがどう立ち向かうのか、楽しみなのは事実だ

    そして、(6)では、ついに翔太郎が、仲間と一緒に前へ進むために、己の過去と向き合う覚悟を新たにしたときめへ、ビギンズナイトを語る
    テレビ本編を視聴していた私達ですら知らない、翔太郎と鳴海荘吉の出逢いが描かれるのか
    一体、どんな事件が、彼らを結びつけたんだろうか

    この台詞を引用に選んだのは、二階堂のプロ意識と、万灯への忠誠心に、心から天晴と讃え、彼の死に安らぎがある事を願いたくなったので
    油断を捨て、汚い手まで使ったのに、敗北した以上、生き恥は曝せない。なれば、尽きる命は、尊敬する者を守るため、最期の奉公に使いきる、と決断し、行動した二階堂
    そんな部下の死を悼む万灯は、底の知れない男ではあるが、二階堂が命を懸けるに値する男だったのだな、とは感じる
    まぁ、今後、その本性が明らかになったら、この印象も吹き飛ぶかもしれんが
    「・・・・・・俺の夢は叶わなかった。これ以上、失態を重ねるわけにはいかん。俺の力で、街を閉じる」(by二階堂守)

  • このシリーズ!凄く気に入っている…第5巻を見付けて、思わず入手…

  • いよいよ謎の街「裏風都」がその姿を本格的に現し、さらに物語が盛り上がっていきます。

    用途のわからない装置を注文されたベテラン職人がその完成直後に姿を消し、幼い孫娘が探偵事務所に依頼にやって来る。懸命に調査しているにもかかわらず、なかなか手がかりが得られず、しかしどうやら事件の経緯から裏風都が絡んでいることを察知するときめと2人…。

    翔太郎と2人で調査に向かったときめは、ある物を路上で発見し、拾い上げた瞬間に姿を消してしまいただひとり裏風都へ。ブラキオサウルスに発見され大ピンチ…!

    シナリオ、さすが三条さんで読み進めるごとにハラハラ。絵柄が気に入らないという人もいるようだけと個人的にはあまり気にならない、というかあまり美しく描かれるとライダーっぼくないんじゃないかなーとも思ってみたり。

    そしていよいよこの5巻でビギンズナイト編突入…の、サワリ。ますます楽しみ。
    そして巻末の尻彦さんこと君沢ユウキ氏インタビュー。内容は週刊スピリッツに載っていたのと同じだけど、単行本ではおまけ対談がついてました。

    次にインタビューが載るのは誰なのかなあ、というのもまた楽しみのひとつ。


  • 一般人のおっちゃんのサバイバル力高過ぎ。

  • 今回は、ストーリーといい、ドーパントの設定といい、かなり面白かった。

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著者プロフィール

石ノ森章太郎

一九三八年(昭和一三)、宮城県生まれ。高校在学中に『二級天使』でデビュー後、一貫して日本漫画界の第一人者として活躍。代表作に『サイボーグ009』(講談社児童まんが賞)、『佐武と市捕物控』(小学館漫画賞)、『マンガ日本経済入門』、『マンガ日本の歴史』全五五巻(アジア漫画大会漫画アカデミー賞大賞)、『マンガ日本の古典1 古事記』など多数。一九九八年(平成一○)一月死去。

「2022年 『文庫 新装版 マンガ日本の歴史 全27巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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