- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098608621
作品紹介・あらすじ
新展開! 五百旗頭新編集長が誕生!
人事異動で新編集長になった相川の横領が発覚して、退社。
バイブス編集部がその騒動に巻き込まれる中、
新たな編集長に就任したのは心(こころ)の教育係である
五百旗頭だった。
編集部は心機一転。
心も、女性誌で今まで描いてきた女性作家にアプローチする。
しかし地方に移住することになった作家が「やはり描けない」と言い出し、
その道は平坦ではなく…!?
【編集担当からのおすすめ情報】
第16集では「見たことのない美術書作り」も描かれます。
漫画作りとはまた違う職人達の世界を、ぜひご堪能ください!
感想・レビュー・書評
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五百旗頭さんが編集長に就任しての、新展開。初めて組む女性漫画家・野口カズとの仕事。地方にUターンした野口さん、老いた両親との同居あるあるは、身につまされるエピソードばかりだった。リモートでのデジタル作業は、おまけまんがも含め、興味深く読んだ。歳を重ねても、環境が変わっても、新しい一歩を踏み出すことはできる…勇気付けられたなぁ。
メインエピソード、「ツノひめ」コラボの名刀図鑑作成。これまたプロの仕事ぶりを臨場感たっぷりに読むことができ、ワクワクしました!とことん美を追求するベテラン編集さんのこだわりはさすがだなと思うことばかりだったが、個人的にはその無茶振りに振り回されながらも、何とか応えようと奮闘する制作さんが印象的だった。計算、試算を繰り返し…そして、「売ってからのことを考える」という制作。「耐久性を考え、ベストな保管状態を設計する」という言葉、目からウロコでした。縁の下の力持ち!出版の仕事、まだまだ知らないことがたくさんあるなぁ~と、この漫画を読むたびいつも思うのである。皆が本の発売に向けて、想いを結集させていく。その高揚感、たまらない!
毎度、ボラーレ関さんの漫画内ロゴデザインがカッコよくて大好きなのだが、今回の「名刀図鑑」のロゴもめちゃくちゃ素敵でした!こういうところにもプロの矜持を感じます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
心ちゃん、どんどん新しい才能と
新しい仕事を生み出していて
充実してきたね!
ミステリものの企画ということで
心ちゃんにオススメしてくれた
河さんのラインナップがときめくわ♪
後半の美術書のこだわり出版も
面白かったです。
決して安くはない本だからこそ
買ってよかったと思えるものを…
その心意気が嬉しい。
画伯とアユちゃんのピュアラヴ
親の気持ちで見守り中〜。 -
他誌での連載が打ち切りになった野口カズに、バイブスへの作品依頼をする心。野口は離婚で高知に里帰り。でも、デジタル技術が、東京から遠く離れた場所でも、技術とやる気があれば何とかなることを見せてくれた。一方、中田のアユに対する恋心と、それを心配するあまり変なバイアスをかけてしまう元アシ仲間の栗山が心配だ。後半は『ツノひめ』コラボの刀剣図鑑にかける出版社の職人魂に感動した。これぞお仕事マンガ!
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あぁ、一時期刀剣女子って流行りましたね。今もいるのだろうか。一切の妥協無く刀剣図鑑を仕上げていく様子は熱くて好きです
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心が折れかけた人々が、いろいろなきっかけで再起の糸口をつかむ第16巻。「もうダメなんじゃないか」と思ってしまっても立ち止まりかけても、誰かが支えてくれたり誘ってくれたりする。誰かが一緒に夢見てくれる。誰かが「いい」と言ってくれる。知らないところで好きでいてくれる。そんなことに気がつけると、心がふるえる。一度途切れたかに思える道を取り戻すこともできるんだ。「もう少しがんばろう」と思える。
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面白かった。早く続きが読みたい。
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202103/名刀図鑑のエピソード、プロの仕事ぶりが素晴らしい。現実には厳しいこともつらいことも多いけど、毎回胸があつくなるお仕事描写にパワーもらえる。伯の成長していく姿も楽しみ。幸せになって欲しい。