重版出来! (16) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
4.17
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本棚登録 : 354
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098608621

作品紹介・あらすじ

新展開! 五百旗頭新編集長が誕生!

人事異動で新編集長になった相川の横領が発覚して、退社。
バイブス編集部がその騒動に巻き込まれる中、
新たな編集長に就任したのは心(こころ)の教育係である
五百旗頭だった。

編集部は心機一転。
心も、女性誌で今まで描いてきた女性作家にアプローチする。
しかし地方に移住することになった作家が「やはり描けない」と言い出し、
その道は平坦ではなく…!?


【編集担当からのおすすめ情報】
第16集では「見たことのない美術書作り」も描かれます。
漫画作りとはまた違う職人達の世界を、ぜひご堪能ください!

感想・レビュー・書評

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  • 五百旗頭さんが編集長に就任しての、新展開。初めて組む女性漫画家・野口カズとの仕事。地方にUターンした野口さん、老いた両親との同居あるあるは、身につまされるエピソードばかりだった。リモートでのデジタル作業は、おまけまんがも含め、興味深く読んだ。歳を重ねても、環境が変わっても、新しい一歩を踏み出すことはできる…勇気付けられたなぁ。
    メインエピソード、「ツノひめ」コラボの名刀図鑑作成。これまたプロの仕事ぶりを臨場感たっぷりに読むことができ、ワクワクしました!とことん美を追求するベテラン編集さんのこだわりはさすがだなと思うことばかりだったが、個人的にはその無茶振りに振り回されながらも、何とか応えようと奮闘する制作さんが印象的だった。計算、試算を繰り返し…そして、「売ってからのことを考える」という制作。「耐久性を考え、ベストな保管状態を設計する」という言葉、目からウロコでした。縁の下の力持ち!出版の仕事、まだまだ知らないことがたくさんあるなぁ~と、この漫画を読むたびいつも思うのである。皆が本の発売に向けて、想いを結集させていく。その高揚感、たまらない!
    毎度、ボラーレ関さんの漫画内ロゴデザインがカッコよくて大好きなのだが、今回の「名刀図鑑」のロゴもめちゃくちゃ素敵でした!こういうところにもプロの矜持を感じます。

  • 野口カズ先生、アユちゃんとバイト、高畑先生と刀剣本、中田伯先生(栗山さん、相変わらず面倒見良くて素敵)、文化局の田部井さん、いつものメンバーも、新たなキャラクターも、生き生きしてる。伯先生落ち着いてきた。そして小熊ちゃんの復帰。どうなるのかな。

    野口先生のデジタル化は、松田奈緒子先生の実体験なんですねー。

  • 心ちゃん、どんどん新しい才能と
    新しい仕事を生み出していて
    充実してきたね!
    ミステリものの企画ということで
    心ちゃんにオススメしてくれた
    河さんのラインナップがときめくわ♪

    後半の美術書のこだわり出版も
    面白かったです。
    決して安くはない本だからこそ
    買ってよかったと思えるものを…
    その心意気が嬉しい。

    画伯とアユちゃんのピュアラヴ
    親の気持ちで見守り中〜。

  • 他誌での連載が打ち切りになった野口カズに、バイブスへの作品依頼をする心。野口は離婚で高知に里帰り。でも、デジタル技術が、東京から遠く離れた場所でも、技術とやる気があれば何とかなることを見せてくれた。一方、中田のアユに対する恋心と、それを心配するあまり変なバイアスをかけてしまう元アシ仲間の栗山が心配だ。後半は『ツノひめ』コラボの刀剣図鑑にかける出版社の職人魂に感動した。これぞお仕事マンガ!

  • あぁ、一時期刀剣女子って流行りましたね。今もいるのだろうか。一切の妥協無く刀剣図鑑を仕上げていく様子は熱くて好きです

  • 相変わらず面白い。

    野口カズ:ミステリー作家。バイブスで連載を始める。心担当。離婚して四国に帰り両親の世話をしている。

    高畑先生:わかちゃんと再会。ツノ姫コラボ図鑑が出る。

    中田伯:アユちゃんに初恋。連載再開する。心ちゃんが担当に戻る。お父さんを殴る夢を見る。アニメ化の予定。

    田部井さん:文化局の編集者。<美の暴走機関車>。刀の図鑑を製作する。

    吉沢さん:製作。刀の図鑑を製作する。

  • 心が折れかけた人々が、いろいろなきっかけで再起の糸口をつかむ第16巻。「もうダメなんじゃないか」と思ってしまっても立ち止まりかけても、誰かが支えてくれたり誘ってくれたりする。誰かが一緒に夢見てくれる。誰かが「いい」と言ってくれる。知らないところで好きでいてくれる。そんなことに気がつけると、心がふるえる。一度途切れたかに思える道を取り戻すこともできるんだ。「もう少しがんばろう」と思える。

  • お仕事マンガは面白いです。久しぶりに発売前重版も見られてワクワク。例の人の担当問題も進展があってうれしい。
    美の暴走機関車のお言葉「野暮より悪いことは不誠実」が刺さりました。

  • 面白かった。早く続きが読みたい。

  • 202103/名刀図鑑のエピソード、プロの仕事ぶりが素晴らしい。現実には厳しいこともつらいことも多いけど、毎回胸があつくなるお仕事描写にパワーもらえる。伯の成長していく姿も楽しみ。幸せになって欲しい。

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著者プロフィール

漫画家。1996年デビュー。『えへん、龍之介。』『花吐き乙女』など独特の感性が光る作品を多数発表。2016年春にドラマ化された『重版出来!』で一躍人気作家に。2016年、デビュー20周年を迎えた。

「2017年 『【特典付き】レタスバーガープリーズ.OK,OK! 完全版 【全3巻】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松田奈緒子の作品

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