卑弥呼 -真説・邪馬台国伝- (6) (ビッグコミックス)

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098610327

作品紹介・あらすじ

大乱の倭国。卑弥呼、ついに筑紫島平定へ!

聖地・千穂で鬼退治を果たし、日向併合に成功したヤノハ。

那(ナ)、末廬(マツラ)、伊都(イト)、都萬(トマ)…
筑紫島(ツクシノシマ)の各国王たちも、
存在感を増す彼女を次第に真の王・日見子(ヒミコ)として認め始める。

一方、それを快く思わず、謀略を巡らす者たちがいた。

日見彦(ヒミヒコ)を名乗るタケル王を暗殺し、大国・暈(クマ)を率いる鞠智彦(ククチヒコ)。

古のサヌ王に仕えた五士族の末裔・トモと、
彼と内通する、ヤノハの腹心の臣下・クラト。

そして、ヤノハを恨み、陥れようと画策するヒルメ……

揺れる大乱の倭国、目まぐるしく塗り替わる勢力図、
怨念と陰謀の吹き荒れる中、
神秘の力ではなく兵法で生き抜く女王・日見子は
如何にして筑紫島平定への道を見出すのか――!?


原作:リチャード・ウー
×
作画:中村真理子

最強タッグによる血湧き肉躍る邪馬台国クロニクル、
待望の最新第6集!!

【編集担当からのおすすめ情報】
神秘の力を持った本物の「卑弥呼」を殺してしまったことで、
「偽物の女王」として生きる覚悟を決めた本作の主人公・ヤノハ。

この全く新しい卑弥呼は呪術ではなく兵法を駆使し、
敵味方や時に読者の皆様さえ欺きながら、
権謀術数渦巻く古代日本を逞しく生き延びていきます。

第6集では各国にその名を轟かせ始めたヤノハが、ついに筑紫島(九州)平定へと乗り出します。

権力への野心、血族の誓約、纏わりつく怨念…
それぞれの思惑を抱え、彼女を操ろうとする敵対勢力たち。

知略と知略が激突する国の未来を懸けた交渉ゲーム、
大乱の倭国の行く末とは――

読めば唸ること必至の真・邪馬台国物語、
是非ご注目ください!!

感想・レビュー・書評

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  • 話は筑紫島に留まらずに大倭豊秋津島(本州西端)・日下(畿内?)さらには大陸・漢まで及ぶように。いよいよ金印の登場も近いか。

    6巻では主に、5巻で日見子の大ウソにより日向併合を果たし大義を得た山社を中心に、クマとそれ以外のクニとの外交戦が描かれている。

    クマの鞠智彦は他を出し抜くべく先行して動き、日見子の動揺を誘う策を取るが彼女には通じず。
    それどころかイサオ王を殺してこいとカウンターを食らう。思惑通りに動く鞠智彦。
    これにより八百長の「冷戦状態」が誕生する流れが出来上がる。

    一方でその他のクニには大陸交易に於ける利権の承認・譲渡を行い、実質的に山社の支配が強まる。

    ヤノハの眼力が益々強く美しく。

    ミマアキとの訣別に揺れるクラト、彼の動きは?
    ナツハに対する日見子の微妙な感情もあるのか?


    1刷
    2021.7.4

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著者プロフィール

漫画原作者。代表作に『ディアスポリス 異邦警察』(作画:すぎむらしんいち)、『クロコーチ』(作画:コウノコウジ)、『アブラカダブラ 猟奇犯罪特捜室』(作画:芳崎せいむ)など。『ディアスポリス 異邦警察』や『クロコーチ』はテレビドラマ化もされ、話題になる。『アブラカダブラ 猟奇犯罪特捜室』にて第1回さいとう・たかを賞を受賞。

「2023年 『民俗学者 赤坂弥一郎の事件簿(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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