- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098611072
作品紹介・あらすじ
地球凍結!怪獣襲来!近未来SF冒険譚!!
「ユキオ…俺、 友達を作る。」
人見知りの少年<鉄男>。
唯一の友達は巨大ロボ<ユキオ>。
彼らは、宇宙より来る銀河怪獣と戦う”救世主”となった。
最終決戦後、10年ぶりに地球に帰還した鉄男は、驚愕の世界を目撃する。
そこは、全土が雪と氷で覆われ、死の世界となった凍結地球(スノウボールアース)だった―!
人類の消息は…!? 怪獣との闘いの行方は…!?
そして鉄男は、ユキオと交わした約束を果たすことができるのか?
衝撃の近未来SF冒険譚、開幕――!!
【編集担当からのおすすめ情報】
「スピリッツ賞」入選受賞作が →「月!スピ」で連載開始 →そして待望の単行本化…!!
また、受賞作の読切版が公開後すぐ、Twitterで5000RT、1万いいね!と人気急騰!!
作者の辻次夕日郎(つじつぐゆうひろう)氏は20代会社員。
映画会社でアニメ宣伝などの激務に携わる傍ら受賞作を執筆、この度連載デビューを飾りました!
その驚くべき才能に早くも関係各所で話題騒然です!!
本作品は、怪獣たちが宇宙から襲い来る世界を舞台とした、一人の少年と一体のロボットの友情と冒険の物語。
友達のいない「人見知りな救世主」テツオと、彼が搭乗するロボット・ユキオ。
人類と銀河怪獣との最終決戦と、「その後」を描く、かつてない斬新なストーリーです!
「月!スピ」アンケートでは読者から熱烈支持!
「最高です!!! これもうアニメ化決まってるんですよね?!って思うくらい出来のいい一話でした。是非アニメ化してください!」 [26歳 男性]
「SFの壮大な世界観にワクワクが止まりません。」 [23歳 女性]
「とにかく物語に引き込まれました。SFと思いきや、コミュ障という問題を中心に置いているのが面白いです。個人的にも主人公と同じような悩みを抱えているので、返答一つまともに発声できないという冒頭から心を掴まれました。」 [40歳 男性]
「絵が正統派で綺麗で、爆発や生き物もリアルで迫力がありました。主人公の表情も生き生きしていて、喜怒哀楽が大きく可愛らしかったです。SFの難しい設定を忘れ楽しく最後まで読めました。」 [23歳 女性]
「コミュ症な感じが私と似ていて、人間よりもロボットのほうが心が許せるのめっちゃ共感できる!!」 [42歳 女性]
「不器用な英雄が綴る、とにかくカッコいい、英雄譚。仲間や宇宙船や自爆のサムズアップシーン、どれを取っても名場面しかない。今や期待が膨張し続けている状態!! マジでハマった!!」 [38歳 男性]
「個人的にエヴァに匹敵する。スタッフ揃えてアニメ化してほしいレベル。熱い展開しか待ってない気がする。スノウボールなのに。期待を良い意味で全力で裏切ってくれた。こんな作品を待っていた!!」 [38歳 男性]
皆様、是非お手にとってお楽しみください!
感想・レビュー・書評
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「しますネ、自爆。」
「うん、ユキオ。二人で地球を救おうな。」
外銀河での最終決戦から戻った主人公が見たのは、全球凍結した地球だった。というハードっぽいSF漫画の第1巻です。
まずタイトルが良い。過去にこの地球でもあった全球凍結=スノウボールアースという言葉はSF好きな人には馴染みのある言葉と思いますがまあカッコいい!ですよね~。
そして「事後」が舞台のお話楽しい。「葬送のフリーレン」もそうですが、めでたしめでたし、の後のお話って面白いですよね。
それがポストアポカリプス物だっていうのが二重にお得(?)です。
さらにさらに、銀河怪獣のデザインが「蒲田君(シン・ゴジラ)」なところも良いし、無敵のロボがいなくなった後どう戦うの?というハラハラ感も良い。最終形態での必殺技ロボ7刀流が使えなくなってロボ1刀流からまた始まるの燃え展開です。
文明が壊滅した社会で怪獣が資源として利用されてる描写も大好物です。
主人公がコミュ障で友だちいないあたりは今どきな設定ですね。
ドカンと広げた風呂敷も大きくて、これは今後の期待が大きい良作です。
なぜ最終兵器が使えなかったのか、なぜ地球は凍結したのか。銀河怪獣がヒト型に変化しているのはなぜなのか(このへん「怪獣8号」っぽい)。
ともあれSFファンは要チェックですよ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
怪獣が怖かった。
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いいなぁ。私の(そして多くの人の)「好き」が詰まっている。ユキオを見た瞬間「アルフォンスだ!やだー!好き!」となった。つまり、そういうことだ。
島本和彦が昔、感動してるだけじゃダメだぞと、「伊達直人から受け取ったものを次の世代に引き継いでいくんだよ!!」と熱く語っていたけれど、まさに作者が受け取った数々の作品が、咀嚼され、血肉になって、次の世代に受け継がれていく瞬間を目撃している気分。血って大体呪いに近いけど、意志による血脈というのは胸を熱くさせるものがある。
私は感動してるだけのただのダメな大人になってしまったので、懲りもせずまた感動して続きを楽しみにしている。 -
大当たり
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まーた俺に内緒ですんげえ漫画が誕生していたようだなあ?
ワクワクが止まらん。 -
宇宙から地球へと襲来する怪獣の大群。迎え撃つは決戦兵器スノウマンと、そのパイロット鉄男。全方位無限レーザーで怪獣を殲滅する時間を稼ぐために、囮となって単騎突入。
全方位無限レーザーが発射されれば、勝利は確定。作戦に不備はなく、後はレーザー撃つだけという余裕綽々のはずだったのに、まさかまさかの不発。
たぶん、不発の理由はネーミングかな。全方位無限レーザーって、超ミラクルスーパーなんちゃらと同じ匂いがするもの。あと、レーザー戦艦のクルーが死亡フラグ建てすぎ。
そんなこんなで作戦失敗。必死に戦ったスノウマンと鉄男ですが、侵攻を止めることはできずに敗北。鉄男が地球に脱出し、10年経った時点から物語が始まります。
敗北から立ち上がれ人類、ということか。その旗手となるはずの主人公が鉄男なのだけど、重度のコミュ障という体たらく。敗北前は組織の一員として行動していたので、広報の人とかに守られていた面もあるのでしょうが、崩壊してしまった世界で孤軍奮闘できるのか。ちなみに、敗北し崩壊した地球は全球凍結してます。それがタイトルです。
鉄男が唯一コミュニケイトできていたのが、決戦兵器スノウマンのAI・ユキオ。
戦いを通じて、機械と人間が感情を交わすという物語であるのですが、その経過はプロローグであっさり語られます。おそらく、鉄男の方がコミュ障だからでしょうね。
鉄男が今後の戦いの中で、さまざまな人や敵と出会い成長してゆくのが描かれるためなんでしょう。
スノウマンなので雪男、ユキオ。
これって、雪女の物語が下敷きになっていたりするのかなぁ。雪女は、正体を知った男が逃げ出してゆく。人間のコミュニティに入れずに、置き去りにされてしまう話。
鉄男のコミュ障が改善されて人間社会になじむ。ユキオはその変化を喜ぶけども、少しずつ距離感を感じ出してしまう。みたいな暗い想像してしまった。
ユキオでなくて、スノウマンと呼び出したりはしないよなぁ。雪女も、最後は愛した女性を化け物と呼んで逃げていったパターンがあった記憶。うしとらかな。
全方位無限レーザー失敗後や、凍結した地球での再会のシーンなど、鉄男とユキオの関係性は心を撃つものがあるので、積み重ねてきたものが反転崩壊するのはしんどいぞ。
そんな不安を感じてしまった1巻でした。歪んどる。
その自分の歪みからくる不安を吹き飛ばすほどに震えたのが、
「大丈夫だ……」
「だ…大丈夫だよ!大丈夫だ!そうだろ?オレたちは……この光景を知っている‼︎」
反撃の一撃炸裂の場面です。いい!反攻の一撃!希望の一撃!
これだよ、この鬱屈した感情、閉鎖された状況をぶっ飛ばす解放感。
青い空!
白い雲!
高くそびえる鉄塔!
襲いかかる怪獣!
勝利を確信して歓声を挙げる人々!
まさに放たれんとする必殺技‼︎
いいっ‼︎これだっ‼︎これだよっ‼︎
いずれ、鉄男とユキオの別れは来るとは思うのだけど、最後の言葉は「友だちを作る」でなくて「友だち、たくさんできたよ」でありますように。ユキオの「よかった」が安堵でなく歓喜でありますように。 -
全くノーチェックな作品だったが、たまたまMARUZEN&ジュンク堂書店で妙に推されていた&帯を1巻が庵野秀明、2巻を小島秀夫が書いてるということで気になって購入。そしたら大正解でした。
人類が絶滅寸前の地球を舞台にした巨大ロボVS巨大怪獣モノ。漫画も良くできていて面白いけど、もうこれは絶対アニメで見たい。 -
とてつもない漫画に出会ったぞ