風都探偵 (11) (ビッグコミックス)

著者 : 石ノ森章太郎

• 小学館 (2021年8月30日発売)

作品紹介・あらすじ

アニメ化決定！ 仮面ライダーW正統続編！

ときめがさらわれた！
行方を探す鳴海探偵事務所に
舞い込んだ救出の依頼。
その依頼人はなんと万灯雪侍…!!

宿敵をも攪乱する新たな悪の出現に
運命の女性を巡る戦いは
表と裏、ふたつの風都を巻き込み過熱していく!!

【編集担当からのおすすめ情報】
累計190万部突破！

巻末には平成ライダーを語る上で欠かせない、
あのビッグゲストのロングインタビューも収録！
待望の最新刊！！

感想・レビュー・書評

[小鳥遊ひよのさんの感想 · 2021年10月3日]

ときめが誘拐？！困惑が広がる鳴海探偵事務所を訪れた依頼人はなんと万灯雪侍！
「悪の裏切り者は正義にはならない。新しい悪が増えるだけだ。」
万灯ですら持て余す最悪のドーパントとの戦いに風都も人の思いもかき乱される。

万灯の元腹心による造反。出紋が手にした恐るべき能力。こんなのどうするの？！というかつてないスケールのバトルに。図らずも共闘となった表と裏の風都。そして、頭脳と技術で作り上げた細い道と、熱い思いが詰まった新フォームたち！それにしても、照井も不死身とはいえそろそろ断った方が(笑)

「悪魔と踊る前に三つ数えろ。自分自身と、信じる者と、愛する者。そのすべてに恥じない事かどうかを、な。」
悪魔からの誘惑を振り切った翔太郎。おやっさん仕込みのこの信念は痺れる。力が人を溺れさせるのではない。信念なき人が力と欲望に溺れるのだ。まさに仮面ライダーの在り方と対比になっているんだよね。

連載もちょうど100話超えしてきた中で、かなり読みごたえあるエピソードだった！裏風都の動き、ときめの体にも変化が起き、物語も核心へ近づいてきそう。風都に訪れる嵐の予感に不安を隠せない。

[Takeru.Kさんの感想 · 2021年9月7日]

ファングメタルとファングトリガーのカッコよさよ…！

[DJ Charlieさんの感想 · 2021年9月2日]

雑誌連載で登場する挿話が纏まった形でゆっくり読める本は非常に好い。大変気に入っている作品である。
今回は「余りにも意外な依頼人」が現れ、凶悪にして手強い敵を倒すことになる。これまでの各挿話の中、なかなか読み応えが在った。

[taichizeroさんの感想 · 2021年8月31日]

Wの新しい進化、カッコいい。そしてアニメ化も楽しみです。

著者プロフィール

石ノ森章太郎

一九三八年（昭和一三）、宮城県生まれ。高校在学中に『二級天使』でデビュー後、一貫して日本漫画界の第一人者として活躍。代表作に『サイボーグ００９』（講談社児童まんが賞）、『佐武と市捕物控』（小学館漫画賞）、『マンガ日本経済入門』、『マンガ日本の歴史』全五五巻（アジア漫画大会漫画アカデミー賞大賞）、『マンガ日本の古典１　古事記』など多数。一九九八年（平成一○）一月死去。

「2022年 『文庫　新装版　マンガ日本の歴史　全２７巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」