私の息子が異世界転生したっぽい フルver. (1) (ビッグコミックス)
- 小学館 (2021年12月10日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098612024
作品紹介・あらすじ
息子を失った母と同級生、喪失と愛情の物語
オタク陰キャな会社員である堂原は、
突然訪ねてきた高校時代の同級生から
「異世界に行った息子と会う方法を教えて」と頼まれる。
高校卒業以来…どころか高校時代に会話した記憶すらない、
堂原からはリア充代表のように見えていた美央。
息子の死を受けとめられずに現実逃避しようとする
美央の悲しみを支えることで、
堂原の非日常な日々が始まった…!!
※この漫画は?
原作者・かねもと氏の自主制作漫画『私の息子が異世界転生したっぽい』。Twitter等で爆発的反響を呼んだ本作には、
Kindleで自費出版した際にも感動のレビューコメントが多々寄せられました。
スピリッツ連載版となる『私の息子が異世界転生したっぽい フルver.』は、本作をベースにして内容を膨らませた作品です。
作画にシバタヒカリ氏を迎え、最旬作家タッグによる連載となります!
【編集担当からのおすすめ情報】
大切な相手を失った悲しみを支える「グリーフ(悲嘆)ケア」という考え方が、最近注目されています。身近な人間関係が密ではなくなった現代では寄り添う存在が乏しく、十分に悲しむことが許されないため、その悲しみを乗り越えるために他者の力が必要なのだそうです。
本作では、息子を亡くして悲しみの底にある美央が、現実逃避の手段として「ラノベ愛読者の息子は大好きな異世界で生きている」と思い込もうとします。それを否定せずに付き合う堂原の存在が、彼女にとってのグリーフケアです。
家族でも恋人でも友達でもない相手と絆を深めて悲しみを乗り越える、これは現代の新しい人間関係を描く物語です。
感想・レビュー・書評
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35歳のオタクが高校時代の同級生でカースト1位のヤンママと同棲することになりました。という内容で多分合ってる。
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とても難しいテーマ
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なろうっぽいタイトルながらちょっと違いそうな雰囲気と表紙に惹かれて手にとる。
異世界転生系の本やアニメが好きだった息子を亡くした母と、高校のとき同級生だったオタクなサラリーマンの男。
自分もなろう小説は好きなのでそんな気分で読みはじめたら、ストレートではなく変化球な味わいでおもしろかった。
真面目なのか逃避なのか素面なのかどこかおかしいのか、どれのあっているようで違いそうなおもしろさが。どんな結末となるのか続きに期待!