劇光仮面 (1) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
4.04
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本棚登録 : 222
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098613632

作品紹介・あらすじ

これは星をつなぐ者たちの物語である。 僕は何者でもない。僕は器に過ぎない。――それこそが僕の強さだ。そんな想いを胸に秘め、29歳の青年、実相寺二矢はアルバイトで日々を暮らす。舞台は「現代」、テーマは「特撮」、主人公は“何者にもあらず”!?!?『シグルイ』『覚悟のススメ』の鬼才、完全新境地の最新作!我々は山口貴由の本当の才能をまだ知らなかった。 【編集担当からのおすすめ情報】 「原稿を納めた後、久しぶりに熱が出て一日横になっていました。週刊誌連載の頃の懐かしい疲れを感じ時間が巻き戻ったような気がしました。昨日、深夜のコンビニで劇光仮面が載ったスペリオールとアイスを買って帰宅する時、この作品に賭けると覚悟を決めました。全然、興味や知識のないジャンルであっても、それについて熱を持って語り合っている人がいると、不思議と耳を傾けてしまうことがあると思うし、何かが伝わると思っているので、劇光仮面はそこに一縷の望みを託してプレゼンしていこうと思います。----山口貴由」(*小学館ビッグコミックスペリオール連載第1話、掲載誌発売後のコメントより)山口貴由氏、渾身の最新作、ぜひお試し下さい!

感想・レビュー・書評

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  • 山口先生は、小池一夫大先生の熱い意志をついで、マンガを書いてゐるのだが、
     小池先生の作品に出てくる家庭者は、なんか影が薄い。
     でも、この作品では、作品では、
     ヒーローのカラーリングに対する言訳を母親に絡めてたり、「衒う家族」は出て来る。
     あと、主人公の造形も「キャラを立てろっ」で良いと思ふ。これだからこそ、かのスーツでアレが興るのである。
     ズボンのチャックへフォーカスする程度のはったりで、初回見た時にドキってした。

  • 帯にて「我々はまだ山口貴由の真の才能を知らなかった!」との触れ込みがあるけれど、確かに作者の新境地を感じさせる作品。

    作者には珍しく現実の世界を舞台にしているけれど、主人公の独白や対話、その生き方等の醸し出す特異な空気を現実の世界に置くことで、作者のこれまでのSFやファンタジー、時代物よりもずっと異形感があるように思う。
    台詞や登場人物の立ち姿は、今回もいちいち格好良い。

    主人公の過去に何があったのか、これから何を為すのか。まずはその過去が、次巻で描かれそうなところ。
    前回の『衛府の七忍』は終盤の駆け足があまりにも残念だったので、今回は気の済むところまで描き上げてほしいところ。 

  • 山口貴由にしては珍しい現在の日本を舞台、しかも特撮を題材にした作品。
    山口貴由は前々作「エグゾスカル零」で脱落してしまい、「衛府の七忍」は読まずに済ませてしまったので久しぶり。
    心に虚無を抱えた主人公が、大学時代の特撮美術サークルのメンバーの一人の死を契機に再開するところから始まる物語。現時点ではどのように話が進んでいくのか全く判らん。が、掴みは十二分。

  • 面白い!リアルとフィクションが地続きだからリアリティあってハラハラする!

    主人公のキャラクター性も狂気を感じてそそられる。

  • 特撮美術の集まりかと思っていたが、深い内容へ
    ヒーローってなんだろう

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