67歳の新人 ハン角斉短編集 (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098614127

作品紹介・あらすじ

67歳の新人、デビュー!奇跡の初単行本! プロ漫画家たちも称賛する圧倒的な原石!衝撃作『山で暮らす男』で新人賞を受賞し、業界を騒然とさせた67歳の新人・ハン角斉。漲る初期衝動と独自の世界観でプロも称賛する氏の読切6編を収めた奇跡の初単行本!池上遼一氏、感嘆!「漫画であり、漫画の範疇をも超えた深い読後感!毒、狂気じみた人物像、常識がくるわされていく違和感、エロティシズム…カフカやカミュのような不条理文学を彷彿とさせる。異才だ!」 【編集担当からのおすすめ情報】 作者・ハン角斉氏より この度は『六十七歳の新人 ハン角斉短編集』ご購読ありがとうございます。この本のタイトルですけど「北海道の原始林で老いた珍獣発見!」って感じで迫力があるのですけど、さすがに恥ずかしいです… 私は北海道で生まれ、今も十勝地方で生息しています。漫画家になるのは小一の時からの夢でした。しかし、画力は伸びずストーリーも全く作れず高校に入る頃には挫折してしまいました。夢が破れても生きて行かねばなりません。柔道整復師の資格を取り整骨院を開業しました。しかし患者数が全く伸びず、仕事は暇でした。暇のまま時だけが過ぎて行きました。暇を持てあましていた私は、四十五歳にして再び漫画家をめざす事にしました。しかしコンテストには二十回以上落選を続け、夢は叶う事なく、五十歳…六十歳と私は老化して行きました。でも挫折する事はありませんでした。なぜなら、私は漫画を描く事が習慣になってしまっていたからです。 習慣になった私の漫画を、すこし以上に楽しんで読んでいただけたら幸いです。 二〇二二年八月十日 ハン角斉

感想・レビュー・書評

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  •  伊集院光さんがラジオで去年のベストバイにランクインさせていて、面白そうだったので買ってみた。すると、本当にすごく面白い。60歳を過ぎるまで新人賞を落選し続けていたのにスペリオールに読み切りが載って、とうとう単行本デビューで夢がある。絵は花輪和一さんの雰囲気で、お住まいは花輪さんと同じく北海道だ。北海道が育む絵柄なのだろうか。登場人物は中年か老人で、情念がこもっている。てっきりひとり者なのかと思ったら奥様がいらっしゃるようだ。よかった。

  • いろいろと濃い。

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