宝石箱 小玉ユキよみきり集 (フラワーコミックスアルファ)

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本棚登録 : 148
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098700363

作品紹介・あらすじ

短編の名手が贈る珠玉のよみきり集!!

満月と音楽が遠距離恋愛中のカップルを優しく繋ぐショート作品「ムーンライト・セレナーデ」が雑誌掲載時と同じ2c刷りで収録されるなど、ファンタジー作品から等身大ラブストーリー、そしてあの名作へのオマージュ作品など、バラエティに富んだ収録作の数々が大人の心をくすぐります。


【編集担当からのおすすめ情報】
同時発売の『ちいさこの庭』とともに、代表作『坂道のアポロン』の実写映画を盛り上げます!!

感想・レビュー・書評

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  • 色々な企画で描いた短編をまとめたものとのことで、楽しく読むことができた。一番好きなのは「宝石箱の人魚」。やっぱり小玉さんの描く人魚もの、好きだわ~~!ファンタジーと胸キュンの融合がたまらない。ネット掲載のマンガということで、縦スクロールで読むことを意識したコマ割り。紙出力して縦に並べたら、壮観だろうなぁ!「光の海」が大好きだったので、是非また人魚ものを描いて欲しいです。
    長嶋有さんの小説をコミカライズした「泣かない女はいない」もお気に入り。原作は随分前に読んでいてうろ覚えだけど、長嶋作品の雰囲気を上手にマンガ化していてよかった。舞台が以前住んでいたところなので、ニューシャトルなど忠実に描かれていて、懐かしかった。ぶっきらぼうだけど優しい樋川さん、ステキだ~!原作を読み返したくなりました。
    震災をテーマにした「夜空の窓」もじわじわ沁みる。「月は天国からののぞき穴」という発想が小玉さんらしくて好きだ。
    初期作品の「熱射病」、絵柄が今とはだいぶ違うので本作から浮いてしまわないかと思ったが、初期の小玉作品も結構好きなのよね。この短編が発表された2000年頃の空気感を思い出した。
    「ざっくり言うとごった煮本」と本人は仰るけれど、その「ごった煮」感がよかったです。様々な形のときめきを、頂きました!

  • 今までのコミックスに収録されなかった雑多な短編が1冊に。人魚のシリーズ『光の海』が大好きだったので「宝石箱の人魚」がやっぱ良かった。このひとの人魚ものはハズレがない。もともとネット掲載用に描かれたものだったそうでコマ割りが縦スクロール仕様というのも面白い。スマホじゃ見開きページとか意味ないもんなあ。

    「長嶋有漫画化計画」という企画もので描かれた「泣かない女はいない」原作もののコミカライズ自体もレアだけど、意外にも作風がしっくり馴染んでいて良かった。原作も読みたくなった。

    東日本大震災後のチャリティ作品「夜空の窓」、タイトルそのまま藤子・F・不二雄トリビュート企画で描かれた「キテレツな彼のこと」などもとても好き。最後の「熱射病」だけがかなりの初期作品で、当時の流行りだと思うのだけれど魚喃キリコみがあり、別人の作品のようだった。

    ※収録
    ムーンライト・セレナーデ/宝石箱の人魚/泣かない女はいない(原作:長嶋有)/夜空の窓/キテレツな彼のこと/アンダーグラウンド/熱射病

  • トリビュートやチャリティー、エッセイ、長嶋有原作など変わり種の読み切り集。遠距離恋愛中の二人のお話や理系男子と人魚のお話、地底に住む男子のお話など、全体的に男女の淡めのロマンスにファンタジーな要素が加わった、不思議で可愛らしい作品が印象的。大人でも楽しめた。

  • 短編集。それぞれのお話好きです!

  • キテレツの続きが読みたくなった。

  • 短編集。

    「宝石箱の人魚」「夜空の窓」「キテレツな彼のこと」が好きでした。

    やっぱり小玉さんは短編の方が好きだなぁ。。

    でも最後の古い短編はあまり好きではなかった。
    絵が違うから?

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