ミステリと言う勿れ (4) (フラワーコミックスアルファ)

著者 :
  • 小学館
4.25
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本棚登録 : 2906
感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098704064

作品紹介・あらすじ

広島編、完結! そして…新章スタート!!

久能整(くのうととのう)の日常は、ミステリアスだ!
……なんて、決していわないでください…!

広島での狩集(かりあつまり)家の代々の相続争いで、過去をさかのぼるうちに、明かになった仕掛け人の存在。さらに、汐路(しおじ)の父母たちの以外な意思が明らかとなり…!?

追加ページ有りで広島編、ついに決着! そして、新章スタートの必見の第4巻!

感想・レビュー・書評

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  • ネットで試し読みしてたらどうしても先が気になり、漫画をこれ以上買うのは辞めないと…という自制と葛藤もなんのその。すぐに本屋に走っていました。

    サスペンス?哲学?指南書?
    探偵モノで事件を解決していく、というだけでもなく、とにかく久能整君の話に引き込まれてしまいます。
    うんちくの幅が広い!今まで当たり前と思って生きてきたけど、整君の言葉でハッとさせられたりして。
    絵も綺麗だし。

    全部一気買いしてしまったけれど、半分は明日の楽しみにします。

    • workmaさん
      にゃんちびさんの感想を読んで、おもしろそうなので、読んでみたくなりました!
      にゃんちびさんの感想を読んで、おもしろそうなので、読んでみたくなりました!
      2021/06/05
    • にゃんちびさん
      workmaさん
      コメントありがとうございます!
      お話にとても引き込まれて、既に3.4回読みました笑
      絵も綺麗だし、この先どうなっていくのか...
      workmaさん
      コメントありがとうございます!
      お話にとても引き込まれて、既に3.4回読みました笑
      絵も綺麗だし、この先どうなっていくのか楽しみです。
      菅田将暉君でドラマ化するみたいで、そちらも楽しみです!
      2021/06/05
  • 広島での相続争いは、過去を遡り明らかになった仕掛けだが、なかなか見抜けずモヤモヤしてたが、整くんが、解決。流石…。

    雨の日、爆弾犯と遭遇。
    軽妙な会話の中から数字の3が、糸口になる。

    土手から転げて病院へ。

    検査入院中に隣りのベッドの元刑事との会話で、連続殺人犯が元同僚の刑事だったと。

    温室でのライカとの出会い。
    …と盛り沢山な4巻。

    サクサクと進む流れの中にも整くんの台詞は、際立つ。

  • 天パで多弁で独特な久能整くんのミステリの4巻。今巻はー
    ・前巻の続き、蔵あり遺産相続ミステリの完結篇
    伝統は大事だけれど、悪習は自分達の代で断ち切ろうという親世代の心意気と子世代への気持ちが沁み入る話だった。
    ・雨の日の散歩、天パ疑惑の男との会話からの謎解き(我路との関連あり?)
    ・前エピでの怪我による整くんの検査入院先で隣のベッドの老人との会話からの謎解き
    ・入院先の病院の掲示板の暗号からの謎解き
    ・隣の老人との知り合いで暗号を操る謎のライカという人物との出会いで次巻

    後半はいずれも短い謎解きだけど、整くんの十八番といえる会話劇からの謎解きで雨の風景と連想していく言葉がおもしろい。隣の老人と会話は病院という場所がらか死についての会話「人は病に負けたから死ぬというわけではない」なんていうフレーズが心に残る。次巻も楽しみ。


  • カバの歯って円柱じゃないって知ってました!?
    危なくないようにアレ人間が切ってるんだって!ヒェ〜。
    (まぁ私は小学校までモグラはサングラスして黄色いヘルメットかぶってる生き物だと信じていたからな笑)

    またまた脱線した。
    でもこういう雑学をちょいちょいはさんでくるのも見どころですよ。

    トラウマになるような出来事に遭遇した時、アメリカだと必ずカウンセリングを受けさせられるという。カウンセラーのOKが出ないと仕事に復帰できない。
    ちなみに日本はどうか。逆じゃない?
    精神的に参ったり壊れたりしたら負け。根性で治せ!気の持ちようだ!などと言われる。
    人間て自分が思うより案外もろいもの。
    整くんの言うように「弱くて当たり前だと誰もが思えたらいい」

    4巻では我路くんの影がちらつきます。
    基本1事件で完結なんだけど、登場人物は引き続き関わってくるんで、そういえばあの人どうなった?っていうのがない。安心。
    爆弾魔との掛け合い、三好達治、山賊の歌、入院先での牛田悟郎との出会い、マルクス・アウレーリウスの『自省録』、掲示板の漢字間違い、温室、暗号…。

    しかしいっくら自省録を丸暗記してるといっても、その場で数字でメッセージを伝えられるなんて天才すぎるよライカさん!!

  • やっぱり面白い
    自分は牛田さんの話が好きだった
    闘病のことについて整くんが疑問に思うことが
    すごい。田村さんの観点は本当に感動する

  • 広島篇、最終章。まだ固まらないセメントのような子どもの心のこと。犯人のことを思うとなんだか切ない。そして、思いがけない親からのプレゼントには私も涙。 続いて雨の日に偶然出会った人との話。(三好達治!) 転んで入院することになったところでも事件?(「自省録」!)最後にライカというきれいな人の登場。

  • 広島編、完結。

    汐路とお母さんにカウンセリングをすすめる整くんの言葉が、また良かった。

    日本では弱さを認めない
    弱い者は負けで壊れないのが正しい

    弱くて当たり前だと誰もが思えたらいい

    そんな世の中になってくれると、たぶんもっと生きやすいんだろうな〜と思う。

  • 狩集家解決編。朝ちゃんも壊された一人なんだろうな…でも他殺なのに自殺とされて葬られるのは悔しいので、彼らにはちゃんと罪を償ってほしいです。爆弾魔と幽霊のおじいちゃんのお話も面白かった。ガロくんどこから見てるの…?新キャラのライカさんも一筋縄ではいかなそう。

  • 2巻から続いていた広島編も
    まだ何かありそう…な空気を残しつつ、ひとまず終幕。
    4巻は短めのエピソードが繰り出されていく構成に。
    三好達治の詩をはじめ、種々雑多に出されたように見える
    さまざまな要素が、ある一点で見事に連なっていく
    episode5は、短めながらも読み応えたっぷり。
    ここからの流れといい、ラストに登場する
    ミステリアスなキャラクターといい、
    今後の展開に大きく関わってくるのかな!?
    早くも5巻が楽しみでなりません(≧▽≦)。

  • 今回も面白かった。
    整くんの言葉はどれも毎回ハッとさせられる

  • 「ばちなら本人に当たるでしょ」
    「周りの人はあなたのおまけじゃない」
    ほんとそれ。
    あと、三好達治の詩を紹介してくれて嬉しかった、日本の宝だと思う。Kindleで無料ダウンロードできるものも沢山あるので是非!まずはそこからでも。

  • とても面白かったです。

  • ドラマ化されていない広島編のラストと
    爆弾と牛田さんと温室の話。
    広島編では、整くんと同じとこでひっかかることが度々あって嬉しかった。犯人も早々にわかったし。
    映像化されたら誰がやるかも楽しみ。
    ドラマを先に観た身としては、風呂光の出番が少ないのが寂しい。
    確かに原作先に読んでたら違和感だろけど、ドラマでの彼女も私は好きだったので。
    [購読·初読·4月22日読了]

  • 3巻の遺産相続の話の続きです。
    遺産相続どころの話ではない展開に。
    いつも思うんですけど、サイコパス系の犯人って自分の殺害動機を人のせいにしようとしますよね。今回も然り。

    プレゼントのブレスレットの天然石に込められた意味を聞くと泣けてくる。この人たちの親御さん達はすごく子供のことよくわかってて、そんな願いが込められているのを知ると泣かずにはいられない。

    次の話はこれまでの話の中で少し短め。ホームレスとの会話から爆弾の話が出てくる。このホームレス、さらっととんでもないこと言うのでびっくりする。
    一瞬ものすごく緊迫したけど、まぁ無事でよかった。

    爆弾の話が解決したと思ったら整くんまさかの入院。
    隣のベッドの老人との会話から殺人事件の話が・・・
    そしてサラッと自然に次の話に。温室で誰かが待っている話。これはちょっと心温まる話でした。
    この病院が舞台のエピソードで仕掛けられている暗号がそれぞれのエピソードの前からつながっています。まるで連作のように。
    その暗号の仕掛けをした子が出てきたところでこの間は終りました。さて続き・・・

  • 202106/1~8巻まとめて。とても面白く、こりゃ売れるはずだわ!

  • 2021.04.02 読了

    4巻目

    さらに狩集家の相続の続きから
    汐路の父親たち4人野事故死の真相が分かり、とりあえず一件落着。

    整くんがカウンセリングを汐路とお母さんに勧めるところのセリフがまたいい。
    アメリカではカウンセリングをうけさせられる
    それは、人の弱さを認めているから、人は弱くて壊れやすいのを当たり前だと認識しているから
    日本は弱さを認めない。
    根性論で、弱いものは負けで、壊れないのが正しい。
    誰もが弱くて当たり前だと思えるようになれたらいいと。
    本当だね。

    そのあとは、車に轢かれた爆弾を仕掛けた男にあった話。
    この出会いも、何かにつながるんだろうなと思うけど、
    崖から落ちて、検査入院してしている時に、
    ガロくんから送られてきた指輪
    隣のベットの前の日の朝には亡くなった刑事さんとの出会いも何かにつながるんだろうな。
    病に負けるのは違う話もよかった。

    温室の話
    自省録を使った暗号文

    やましい気持ちをずっと持っているより、
    すっきりした方がいい話。

    ライカ登場!
    次もめっちゃ楽しみ!

    マルクス・アウレーリウスの「自省録」はぜひ読んでみたいね。
    三好達治読まなきゃいけないかな。


  • 広島編完結の後、短編を挟みながら新たな事件に…という巻。短編と言っても、少しずつ次の事件への伏線を張りながら関係付けていく所は流石。
    牛田さんが夢で語るという点はかなり不思議ちゃんな設定な気もするが、今後そこの現実的解明はされるのだろうか?

  • 久能くん、以前、広島にいたことが?
    また少し、彼の過去がチラリ。
    正しいことをしている、という思い込み、刷り込みが招いた事件が多くて、やるせない気持ちになってきた。
    久能くんに癒されてなかったら、読み進めていないかも。

    雨の中、食事に出かけた久能くんが出会った不審な男性。
    どうやら記憶が曖昧のようで。

    うっかり崖から転落した久能くんは検査入院するはめに。夜中の病室で出会った老人の謎。
    掲示板の誤字から、何者かに温室へ呼ばれた久能くんが出会ったのは。
    三好達治とマルクスの「自省録」が読みたくなる。
    もっと日常のミステリなのかと思ったら、けっこうヘビーな事件たち。
    そうでした。田村さんって派手だったな。

  • キャラがいちいち魅力的だ!

    おまけとかのチビ整がかわいい。

  • ダイハードのマクレーン刑事のように、事件に巻き込まれる主人公。
    もうひとりの主人公である、姉を殺された兄弟たちも時々話に上がってくる。
    本書の後半に、本を介した暗号が登場する。我が家にもおいてあったマルクス・アウレーリウスさんの『自省録』でも確認してみた。漫画の通りの文字が探せた(全部を試したわけではない)。本書のセリフにもありますが、版が違うと多少はずれたりするのかもしれませんね。
    この巻では、いろんな伏線がはられてモヤモヤ感があるものの、次の巻も手元にあるので、次に進む。

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