- Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101160443
感想・レビュー・書評
-
パイロットとかCAとかよく知らない世界の、
組織の体質や上下関係、確執が面白い。
大きなトラブルに見まわれたときの各々の覚悟と、
大きな目的を共有することで、同じ目的を目指す思いが、
組織の体質や人間性でぎくしゃくしていた関係を超え、
生きるためにメンバーが役割を全うしていく様が感動。
何よりストーリーの展開が生々しく、汗をかいている自分に気づく。
物語の最後の人事決定に、彼らの命を預かっているという仕事の重みと
組織の体質を感じ、逆にほっこりしてしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
物語の導入部分にひきつけられた。
話もはらはらどきどきしながら読めて面白かった。
旅行に持っていくのにいいかも。 -
最後までいっき読み!!
ハラハラする感じに引き込まれました! -
2006.12.13~15 読了
-
元ANAパイロットが書いたミステリー小説
さすがパイロットだけあって、パイロットがコックピットで
機器を操縦している描写は、なんか自分もその場にいるような
感じになった。
しかし処女作だからか、ミステリーだからかは不明だが
ちょっと文体が硬いかな?
読み応えはある。飛行機好きにはお勧め。 -
パイロットの書いた飛行機上で起こる事件のお話。
操縦のアレコレが詳細に書かれていることもあり、
飛行機好きにはたまらないかもしれません。 -
エッセイ「機長からアナウンス」シリーズ2冊を読み終え、小説の方も読んでみた。
処女作ということで、「これは複線なのか?でも最後まで受けてないような…」と思う点もありましたが、
後半、トラブル発生後のスピード感がいい。
航空の専門用語は斜め読みでしたが(笑)夢中で最後まで読みました。
また、個人的に、ロンドンは行ったこともあって好きな土地でもあるので、
冒頭から物語にどんどん引き込まれていきました。
コックピットという、自分で見れないであろう視点から見るヨーロッパの描写も素敵です。 -
内田さんのデビュー作。。。
興味があってもなかなか外にでない航空関係の話題が盛りだくさんで、飛行機好きの人にとってはうれしい作品。
CAさんの書かれた本は多くても、ほんとうのそれも日本のパイロットさんの書かれた本は少なくて、この本ではパイロットだけでなく、組合などの内部問題もかなり現実にそった形で書いていると思います。
小説としては、これを先に読めばもっと楽しめたでしょうが、「査察機長」をその前に読んだので、、、
査察機長の方が完成度が高かったです。 -
久しぶりの一気通貫。
ジェットコースター。
元機長が書いてるだけに、飛行機に関する記載も詳しい。
楽しめる一冊。