りんごは赤じゃない: 正しいプライドの育て方 (新潮文庫 や 53-1)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101188416

作品紹介・あらすじ

子育てに追われ、気が付いた時には離婚していた主婦が、自立のために勉強し直し、中学の美術教師になった。先入観を捨てさせる独特な指導法のもとに、教え子たちは中学生とは思えない作品を作り上げ、同時に自信とプライドも育んでいく。「どんな子でも、一生懸命磨いてあげるとダイヤのように光り始める」がモットーのカリスマ教師、太田恵美子の「心を育てる」授業、その感動の記録。

感想・レビュー・書評

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  • 2012.3.24読了

    ノンフィクションです。ある中学校の先生の教育方法を文章化したものです。

    学校の先生や、人に何かを教えるにあたる人には参考にすればいいと思います。
    普通のサラリーマンでも、新人育成での参考に出来るんじゃないかと思います。

    子供が義務的ではなく権利的に行動する心理学は、ためになります。

    義務教育時代の人は読んでもわからないと思います。社会人になったら入り易いです。

  • 感想
    自らに自信を持ち主張する能力を育てる。主体的に人生を歩むために必要であるがなかなか注目されない。この取り組みが次世代に継がれることを願う。

  • 太田恵美子先生の思想も行動も、本当に素晴らしいが、それを水平展開して広める力が
    日本の国家にも教育会にも無いことが残念でなりならない

  • 【内容】
    子育てに追われ、気が付いた時には離婚していた主婦が、自立のために勉強し直し、中学の美術教師になった。

    先入観を捨てさせる独特な指導法のもとに、教え子たちは中学生とは思えない作品を作り上げ、同時に自信とプライドも育んでいく。

    「どんな子でも、一生懸命磨いてあげるとダイヤのように光り始める」がモットーのカリスマ教師、太田恵美子の「心を育てる」授業、その感動の記録。

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    [ 参考となる書評 ]

  • プロとは何か、人を育てるとはどういうことか、どんな人間にも可能性がある、etc...色んな事を教えられる。
    少しずつでも子育てや仕事で実践しようと思う。

  • 子どもたちを導くすばらしい教育実践の克明な記録。
    教師の必読書として広く多くの人に薦めたい。

  • 優秀な元中学美術教師、太田恵美子先生の授業の風景を追ったノンフィクション。この本を読んだ限りだと、太田先生は勝間和代的マッチョの匂いがするので、全ての教師がマネできるとは到底思えないけれど、このように情熱的な教師が増えるといいな、とは思う。少し前の話題でいうと大阪の教員の評価方法の問題であったり、今でいうといじめ問題であったり、教育とは何かを考えるきっかけを与えてくれる本である。また、プロとしての職業意識を学ぶこともできるので、現在教職についている、もしくは教職を目指しているといった人以外にも読んでほしいと感じた。少し古いので手に入れにくいのが残念である。

  • 美術教師の現役時代のお話。
    私とその教師は別人なので100%やり方を認めるのはできないけれど
    8割は共感。こういう先生に出会ってみたかったなー。

  • 私は、著者は素晴らしい教育者であると思った。

    もし、自分が中学生なら先生を慕っていただろう。

    というのは、当時の自分は、自分を認めてくれて、小さな自由を与えてくれる教師を求めていたからである。

  • 確かに公立中学で生徒に自由に調べさせ、考えさせる授業をしたことはすごいと思う。とても素晴らしい先生だと思う。
    ただ、自由学園の教育のすごさを聞いているわたしには当たり前と思っちゃってね。

    すごいなぁと思ったのは前向きな考え方。家庭に問題があってある男子生徒がどうしても心を開いてくれなかった経験から、家庭教育には叶わないと悟り、だからこそ一人一人に精一杯愛情を注ごうと思ったというくだり。
    わたしなら「あぁやっぱり一教師には限界がある」と絶望しちゃうところ。悲観的だ自分は、と思い知った。

    「いい子ね」と声をかけるところはトットちゃんのトモエ学園園長を思い出してしまった。大事なことですね。

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著者プロフィール

音楽ライター/ピアノ教本研究家。東京学芸大学大学院教育学研究科修了。ピアノ教育とジャズ・フュージョンを軸に執筆、音楽誌『ムジカノーヴァ』『ジャズジャパン』などに寄稿。ピアノ教本研究家として全国で講演を行う。ピアノ講師としても指導に携わる。Facebookで「山本美芽ライティング研究会」を主宰、多くのピアノ講師とともに次世代のピアノレッスンの在り方を追求、発信している。

「2024年 『ひとりですいすいひける! はじめてのピアチャレ3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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