落語的ニッポンのすすめ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 47
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101189147

作品紹介・あらすじ

全国各地で独演会を開き、津々浦々へ笑いを届ける文珍師匠は、いつも東奔西走の日々。でも、訪れる先で出会う人々の持つ、優しさ、おかし味、楽しさはまた格別で、今日も旅は終らない。北国へ行って見たこと、南国に泊まって聞いたこと、上方へ戻って知ったこと、そして移り行くニッポンの姿を味わいたい。クスッと、アハハと、プッと、アタマからシッポまで笑顔で読めるエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 読んでよかった。落語家なので内容は面白いのはもちろんだが、嫌味が無く、優しいほのぼのした気持ちになる。文珍さんの人柄が滲むようだ。今度は落語を聞いてみたい。2017.3.8

  • おもしろい、といえば、おもしろい。こんな感じで、大学で現代文化論とか語られたら、そりゃ、学生には最高だと思う。
    ただ、目の前の現象について考えるとき、必ず、それまでに「常識」として考えないといけないことがあって、それは、イマドキの学生にとっては、なかなか敷居が高いのかもしれない。

    落語が始まるときの、羽織を脱ぐまでの感じかなぁ。
    ま、好みの問題かな。

  • 先日国立劇場で独演会を体験したばかりなので、
    あのほや〜んとした風貌から繰り出される
    丁寧な毒気は文体にも生きていた。
    また高座を観に行きたいな。

  • 「落語的ニッポンのすすめ」3

    著者 桂文珍
    出版 新潮社

    p255より引用
    “「美しい日本」の安倍総理は山口県の出身だ。白砂青松や棚田
    は日本に残るのだろうか。”

     落語家である著者による、夕刊に連載されたエッセイをまとめ
    た一冊。
     誕生日の出来事についてから飲食店店員の口のきき方について
    まで、落語家だからか数多くの言葉遊びを間に挟みながら書かれ
    ています。

     上記の引用は、瀬戸内の風景について書かれた項での一文。
    残るのだろうかではなく、残すために自分の出来ることをしなけ
    ればなと思いました。美しさのためだけではなく、将来の食料不
    足の可能性に備えて、食糧生産地は利用可能な状態を維持してお
    いたほうがいいように思います。
     落語だけではなく、いろんなことに挑戦されている著者の様子
    が書かれていて、そのエネルギッシュさが伝わってきます。

    ーーーーー

  • 文珍さんの 落語を
    生で聴いたことのある人は
    この本を
    そうだねぇ
    三倍は楽しむことができますね

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