利家とまつ 下巻 (新潮文庫 た 74-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101193229

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  • 前田利家と妻のまつの物語である。前田といえば前田慶次郎が有名であるが、実はその叔父である利家が元祖歌舞伎者であり、織田信長の家信として、三又の槍を駆使して戦場で大活躍し、豊臣秀吉の盟友として、猿、犬と呼び合う仲であり、太閤にまで成り上がっていった人物という事を知り、驚いた。その陰には、常にまつという妻の存在があり、短気ですぐにげんこつをする利家が、まつの前では正座をし、素直に説教を聞いていたという。本当に家族のこと、妻のことを大事にしており、素敵だなと感じた。
    自分も、これまでも妻についていろいろと考えることがあったが、入院し、いろいろと世話を焼いてくれる妻には感謝しか感じない。今まで家族に対して自分の態度ははっきり言って悪かったと思う。これからは、家族のことを一番に考え、妻と子を大事にして、さらに2人の親のことも一番に考えて生きていこうと思った。

  • 石川旅行に併せて

  • 夫を天下人にするために、どんどん冴えていくまつ。おねやはるとの友情も、夫の浮き沈みによって微妙に変わっていくところが、現在のマウンティングだなーとおかしい。
    最後の、おねとまつの会話がいいなー。傾奇者だった利家が、まつに「殉教」し、その人なしでは成り立たないと言われるほどの人物にやったんだな。

  • ドラマっぽい感じで軽さはあるものの、楽しめた。
    まつのように、強く賢く生きたい。
    大河ドラマみれば良かったな。

  • 男は美しく。生き残る為には、強くなくてはならない。

    老いた利家が家康を暗殺しようとする様は、醜くも美しく、カッコ悪くもあり、逞しくもある。

    ああ、元気出して強く生きなきゃ。

    「元気があれば何でもできる」と叫んでいる、あの人の言葉がいつもより胸に来るのは気のせい?

  • 宮城、四国地方などを舞台とした作品です。

  • 萌えを補充する

  • 利家がしんでしまうので、上より星を下げました。

  • 上に同じく。

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