組長の妻、はじめます。 ―女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録 (新潮文庫)
- 新潮社 (2020年3月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101206172
作品紹介・あらすじ
裏社会でこの女を知らん奴はモグリやな──数十人の荒くれ男たちを従え、警察を屁とも思わず悪事を重ねた関西アウトロー業界“伝説の女”。細身のコートにスリムなパンツ、黒の指なしグローブをはめて、高級自動車を盗み出す。繰り返されるカーチェイス、覚せい剤、受刑者生活……。彼女を悪の道から救い出した男は、元ヤクザだった──。犯罪史上稀なる女首領に暴力団研究の第一人者が迫る。
感想・レビュー・書評
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犯罪社会学を専門とする廣末登さんが
関西の女ギャングと言われていた亜弓姐さんの話を
聞き書きした人生ルポ
いや~まあ…なんというか…
この亜弓姐さんという方…ワルイってものじゃない
クスリに窃盗に泥棒さんの片棒かつぎに
…とまあなかなかの犯罪歴
でもこれが事実だからこそ
すごい嫌悪感と恐ろしさを感じる
私が一番衝撃的だったのが裁判の話
重い犯罪が事実でも
すご腕の弁護士やら人権を振りかざす弁護士によって
刑なんてとんでもなく軽くなる、時には無罪になるってこと
おいおい…注射器なんてヤク中に返すなよ…
など…つっこみどころ満載…
そうか…こんなに甘い感じなんだな…
とまあ日本の刑法と裁判制度に絶望を感じるわ~
お金でいい弁護士を雇えば全てチャラになる…
生活保護費で犯罪のアジトを作る…
なんだろな~この善良に生きている人たちへの冒涜と言うか、侮辱と言うか…
で、ラストの関係者のインタビュー
「姐さんを尊敬しています!」
「今も憧れる人がいっぱいいます!」
って…
おいおい…自分たちが迷惑かけてる人やら
犯罪に巻き込まれた人にそれ言えるか?
読み終わったあとは絶望でしかなかったかな…
まあそれが今の日本のリアルな姿なんだろな…
って、やっぱり絶望しかないじゃん!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
廣末登『組長の妻、はじめます。 女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懺悔録』新潮文庫。
ヤクザ世界の第一人者と言われる著者が伝説の女アウトローに成りきって書いたような自伝風ノンフィクション。
確かに亜弓姐さんとやらは滅茶苦茶をやり放題。覚醒剤に手を出し、高級車窃盗のギャグ団になり、挙げ句に組長の妻と収まるところに収まったような人生。全く学ぶべきところの無い人生を語られても……
日本の平穏を乱す、こんな在日三世にはとっとと自国に帰ってもらいたい。
本体価格590円
★★ -
暴力団組長の女房となり、更正した女首領の一代記。
聞き書きに重きを置き書かれているので、本人の言葉としてリアルを感じられる。
この手の話に善悪を持ち出すのは無粋だろう。
この世に生を受け、どんな環境で何を経験してゆくとこういった生涯を送るのかという視点で読むのが正しかろう。
人の数だけ、様々な人生がありますね。
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魅力的な方だと思うけど、泥棒、くすり、共感はできない。違う世界。
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この本の感想はネットにはとてもじゃないけど書けない(書いたけど消した)
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内容 構成が 平面的
すごい 経験 生活に 対して
今の 子育ての 話に 大いに 違和感